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#*21
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〜恋side〜
8月14日
「はぁ…」
暇を持て余した恋は、これでもかというほど料理を作ってしまった。
それゆえにため息までついた。
(千秋におすそ分けでもしに行くかなぁ…)
時間は16時。夕飯の用意をするのはまだ早いだろう。
…もっとも恋は作ってしまったのだが。
恋はサンダルを履いて、料理を詰めたタッパーを持って家を出る。
(今時おすそ分けとか…絶対俺たちしかしてないよなぁ。)
そんなことを考えながらもインターフォンを鳴らした。
「あ、恋、どうしたの?」
「暇すぎてさ…なんも考えずに料理してたら作りすぎたから…おすそ分け。」
「わ、すごい量。今日は紘さん帰ってくるからありがたくいただこうかな。」
「なんでこんなに作ったかな…」
「寂しいんでしょ?」
優しくも、少しからかうような口調で千秋はそう言う。
「まあ…なんだかんだ1人になったのなかったから…」
「寂しいってLINEでもしてみれば?」
「む、無理!!」
「ははは!言うと思った。でも琉さん喜びそうだけどなぁ…」
千秋とそんな話をして、家に帰ってきてお風呂に。
恋は頭を洗い終えたとき、固まった。
「…え?」
今までに、ありえないことが、起きている。
「…マジで…?」
自分の下半身のモノが、勃ち上がっているのだ。
今までに、恋は自慰行為をしたことがない。
16歳からAV男優として働いているため、嫌でも射精させられる日々だった。
だからそんなものをするほど、そういった欲求が溜まることなどなかったのだが…
(いやいや、ちょっと待てよ。琉さんが関西に行くからって行く前も散々ヤられたのに…)
今も、別に自分が欲求不満だとは思っていない。
だが、琉のことを考えすぎたせいか、体が火照ってきた。
「…はぁ…この歳になって初めてするとか…」
思わずそう呟き、自分のモノをそっと握る。
「んっ…」
上下に扱くと、先端からトロッとした蜜が溢れる。
「ふぅっ…ぅ…ん…っ…」
浴室だからか、声が思ったより響く。
「っん…ぁ…あ…」
いつも琉がしてくれているように触ってしまうのは、やり方がよくわからないというのと、それが1番、恋の気持ちいい触り方であるからだ。
「はっ…は…ぁ…ん…ぁん…ン…」
徐々に扱く速さが上がってくる。
体はどんどん熱くなり、後孔がキュッとなった。
「はぁ…っ…りゅ…さん…」
思わずこぼしたその名前が、耳に届いたとき、ビリビリと痺れるような快感が恋の体を走った。
「あっ!あ、ん…あ!」
先ほどより高い声が出て、手の動きは激しくなる。
「りゅ…さんっ…りゅうさんっ…すきっ…すきっ…!」
口からは恋の思考とは関係なく溢れてくる言葉が止まらない。
下半身に熱が集中してきた。
「っあ、あ!イ、く…も…イくっ…!」
トプッ…と溢れてきた白濁は濃くはないものの、量は多かった。
「はぁ…はぁ…っ…」
恋はズルズルと壁に凭れ、しゃがみこむ。
達する瞬間に、琉の顔が頭に浮かんで、それにさらに射精を助長された。
「…体洗って出よ…」
そのあと恋はさっさと体を洗って、震える足を起こし、浴室を出て、ソファのクッションを抱きしめて、そこで眠りに落ちてしまった。
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