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〜恋side〜
8月16日
「腰痛い…」
「だるい…」
「…お盛んだったんだね。」
恋の家に集まった3人。恋と明希は腰をかばい、千秋は苦笑いした。
「性欲底無かって思った。」
「ほんとそれね…たった3日じゃん…」
「え…待って、あのさ、2人とも週どのくらいエッチするの?」
「んー…1週間に一回くらい…?」
千秋の問いに、明希は少し考えてそう答えた。
「それならなんで3日空けただけでそんなことに?」
「会うのと会わないのとでは違うんだって。」
「恋は?」
「1週間に?多い時は3〜4回。俺が無理やり止めさせて1回に収まったら良い方。」
「琉さんって絶倫…?」
「…かも…しかもなかなかイかないの…」
「わかる。向こうが1回イくまでに3回とか普通にイかされる。」
「それ。」
「それはわかるわ…」
千秋もそれには同調する。
「「…はぁ。」」
3人は顔を見合わせ、ため息をついた。
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〜琉side〜
一方、烏沢グループ併設カフェ
「「はっくしゅん!!」」
「…3人同時にくしゃみとか怖いな…」
紘はそう言った。
「誰かに噂されてるんじゃないですかね?」
「誰が同時に俺たちの噂なんかするんだよ。」
・・・。
「まさか。」
同じことを思った3人は顔を見合わせ、琉が考えを否定する。
「でも今日3人で会うって言ってたよ?」
翔也がそう言い、本当に3人が自分たちの話をしている気がしてきた。
「あの3人仲良いよな。」
「毎日ってわけじゃないけど、結構LINEのやりとりもしてるみたいですしね。」
紘や翔也の言う通り、恋たちはだいぶ仲がいい。
「そういえばあのLINEのグループいつできたの?」
琉はふと疑問を口にした。
「バレンタインデーらへんって言ってた。」
「へぇ…なんか断固として中身見せてくれない。」
「それはうちもだ。」
「うちも!!聞けば教えてくれるけど、大体くだらない会話だよ。」
琉が残念そうに言うと、紘と翔也も同じようだった。
「本当に?何か隠されてるんじゃないか?」
「隠すって何をですか?」
「…いや、わからないけど。」
「隠すようなことありますか?」
「まあ彼らにも彼らの世界はあるだろ。」
紘と翔也の会話を聞きながら、琉も恋に今度聞いてみよう、などと考える。
「確かに。あ、そういえば千秋ちゃんって誕生日いつなんですか?」
「9月30日。」
「紘さんは?」
「8月4日。」
琉が聞くとあっさりと教えてくれたが、すでにその日は過ぎている。
「祝い損ねた!!!紘さん、明日は誕生日パーティーにしましょう。」
翔也が勢いよくそう言う。
「え?!」
「だな。」
琉も同調した。
「え、いいって。」
「しましょう。誕生日パーティー!」
「夜からならいけるよな?」
「うん。」
琉と翔也はどんどん話を進める。
「え、本当にやるの?」
「当たり前です。」
「もう2週間くらい前の話になっちゃったけど…それでもやりましょう。」
「…千秋にも俺の誕生日教えてないんだけど。」
「「…え。」」
「…言う機会なくて。烏沢邸にいた時は誕生日なんてどうでもよかったし。」
「なんで千秋くんのは知ってるんですか?」
「養子だから。最初にいろいろ教えられた。」
琉はそれを聞いて納得した。
「…よし、琉。これはやるしかない。」
「は?何を?」
「紘さん、好きな動物は?」
(…察し。)
「え、好きな動物?」
「いいから答えてください!」
「え…うーん…なんでも好きだけど…」
「…わかりました。」
(…千秋くん、頑張れ。)
皆さん、アレです。はい、お察しの通り、アレです!
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