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#*58
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〜紘side〜
水族館を出て、車に乗り込むと、紘は外から中が見えないようになるボタンを押した。
窓がマジックミラーのようになる仕様だ。
そしてそのまま座席を倒し、千秋を押し倒す。
「へ…?」
突然のことに驚いているのか、千秋はぽかん、としている。
「ごめん、千秋。もう我慢できない。」
紘は一言そういうと、千秋の唇に自分のそれを重ねた。
最初は啄むような軽いキスをしていたが、徐々に深くなる。
貪るように、何度もなんども角度を変えて千秋の口内を犯すようにキスをする。
「んんっ…ん、ふ…ん…」
次第に千秋の口から甘美な声が漏れ出してきた。
「んっ…ん…んぁ…ぅ…」
いつもはしない、長い長いキス。
千秋と体を重ねる時、紘はどこかでセーブをしてきた。
それは千秋に極力負担をかけないためでもあり、以前されたことの恐怖が蘇らないようにでもある。
できる限り、千秋に合わせ、自分の欲求は見て見ぬ振りをしてきた。
だが今日は、どうもそのストッパーが働かない。
「ふ…ん、んっ…んんっ…ん…あ…はぁ…はぁ…」
やっと唇を離し、千秋を見下ろすと、トロンとした目が紘を見上げている。
「ひ…ろさん…?」
「抱きたい。」
「ふぇ?!?!」
あまりに驚いたのか、変な声を出した千秋は、目をパチパチとさせる。
「こ、ここで…?!」
「ここで。」
紘は自分でも自分がよくわからなくなってきた。
あまりに理性が働かないのだ。
「ダメか…?」
聞きながらスル…と太ももに手を這わせる。
千秋はピクッと体を震わせた。
「家帰ってからじゃ…ダメですか…?」
「待てない。」
千秋の体にのしかかるように体重をかけ、もうすでに反応している自分のモノを千秋のソレに当てる。
「っ…紘さん…っ…」
それに気づいたのか、千秋は顔を真っ赤にして目を逸らした。
千秋が嫌がっていないことを確認し、紘は千秋の首筋を舐める。
「ひゃっ!」
突然の刺激に、千秋は少し高い声を上げた。
紘は千秋のシャツのボタンを器用に外していき、首筋から鎖骨、胸元へとキスを落としていく。
胸の先端は、まだ柔らかく、それを撫でるように触る。
「ん…ぅ…」
恥ずかしいのか、千秋はぎゅっと目を瞑っている。
次第に芯を持ち始めた先端を転がすように触り、反対側に舌を這わせる。
「んぁっ…あ…」
空いた手は下半身に持って行き、軽く勃ち始めたソレを指でツー…となぞる。
「んっ…ふ…」
中が見えないとはいえ、防音ではない車だからか、千秋は手を口に当て、必死に声を抑えている。
紘は千秋のズボンの中に手を入れ、直接触った。
「あっ!あ、ひ、ろさんっ…だめっ!」
ゆるゆると上下に扱くと、先端からトロトロと蜜が溢れてくる。
「あっ、あ、あ!」
弱いところを狙って擦り上げると、千秋が甘い声を上げた。
「千秋、声、聞こえちゃうよ?」
耳元でわざとそう言うと、目をうるうるとさせながら口に手を当て、必死に声を抑える。
体はピクピクと震えていて、助けを求めるような目で紘を見つめる千秋に、紘の欲は駆り立てられる。
「んっ…ふ、ぅん…紘さんっ…」
クチュ、グチュ、と音が車内に響く。
紘は一度手を休め、千秋のズボンを脱がせると、トロトロになったモノを口に咥えた。
「あ!あっ、あ、ん…あ!」
ジュルルル、とわざと音を立てて吸い上げ、空いた手で胸を愛撫してやると、千秋がビクン!と震える。
「ふ、あ…ひろさん…っ…も、だめっ…!」
「ひっへひいほ。」
※イっていいよ
「っあ、あ!だ、めっ…あ、あっ、あ…」
口淫を激しくし、ジュポジュポと口を動かすと、絶頂が近いのか、千秋の足がガクガクと震える。
「い、あ…イっ…ちゃ…あ、あっ、あ!ーーッ!」
千秋は声を抑えながら、足をガクガクとさせて紘の口の中に白濁を溢した。
「っ…は…ぁ…はぁ…っふぅ…」
だらん、と脱力して、肩で息をしている千秋の頭をそっと撫でる。
「ひ、ろさん…帰ろ…?」
「千秋、海見たいんじゃないの?」
「また…今度…ここじゃ…や…」
きゅっと紘のシャツの裾を掴み、頬を紅潮させて千秋はそう言う。
(これが無意識だから本当に困る。)
「わかった、帰ろう。」
もう少しだけ、と自分に言い聞かせ、紘は平常心をなんとか保って運転を始めた。
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