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〜恋side〜
16時
「わかるー!!なんであんなに元気なのって思うよね!」
「それです!毎日毎日してもよくその性欲尽きないなって!」
チョコフォンデュをしながらなぜこんな話になったのかというと、明希の一言からだった。
"遥さんって、週何回エッチしてました?"
そう聞いた明希に、遥は多い時は3回、少なくても1回、と言っていた。
それからじゃあ恋たちはどうなのかという話になり、なぜ彼らはそんなに多くエッチができるのか、という話になったのだ。
「零ってさ、淡白そうに見えるでしょ?ほんとありえないくらいしつこいからね!」
「えぇー!意外!」
「もういいって言ってるのに同じとこ何回もするんだよ!ほんとありえないから!」
「こっちは本気でそこダメって言ってるのに、気持ちいい?って聞かれると困りません?」
そう聞いたのは恋だ。
「わかる!そう言われたら、うんっていうしかないじゃんね!」
「みんな大変そうだね…僕は全然だよ。」
「千秋はあれだよね、紘さんがプッツンしなければ大丈夫だよね。まあいうて俺も、最近翔也さんが忙しいからあんましてないけど。」
「今は俺が妊娠してるからなんもしないけど、してない時って零が夜勤で俺が休みだったとき朝からするんだからね?なんでそんなに元気なんですか?!」
「寝起きエッチ…きつそう。」
「あー…俺この前それやったわ…」
恋はふと、琉の実家にいたときのことを思い出し、明希の言葉に苦笑いしながらそう言う。
「して、満足して、寝て、夜勤行く。まじパワフル。」
「あ、あの、僕毎回、イったら絶対眠くなっちゃうんだけど、みんなはどう?」
「あー俺は仕事で慣れてたし、よっぽどじゃない限りは…でも琉さんとするとほぼ寝落ちる。」
「俺も毎回って言っていいほど寝落ちるわ。翔也さんが全部後始末してくれてる。」
「俺はあんまり寝落ちはしないけど…まあ眠くはなるかなぁ。体力使ってるし、あ、ドライとかだと余計に眠くなるかもね。」
「よかった…なんか変なのかと思ってた。」
「千秋は気にしすぎ!大丈夫だって気にしなくて!」
「それ明希が言う?」
「え?」
「翔也さんとエッチするとき、どうしたらいいんだろうって話してたの誰だっけ?」
「うるさい!」
照れて顔を真っ赤にした明希をニヤニヤとしながら恋が眺める。
それを見て遥と千秋も笑った。
4人とも話はたくさんしているが、チョコフォンデュも進んでいるのだから器用だ。
「こういう話わかってもらえるのってやっぱり同じ立場の人だね。」
遥の言葉に恋たちも頷く。
「俺今まで周りにこんな話する人いなかったから、なんか楽しいよ。」
「遥さんの話聞いて、俺たちだけじゃないんだって、俺たちも思えましたよ。」
「それな!今まで3人でしか話したことなかったし、俺も恋も千秋もちょっと変わってるもんなぁ。」
「…全然関係ないけどさ。」
口に入れていたいちごを飲み込んだ千秋が、ふと口を開く。
「逆に紘さんたち4人が集まったらどうなるんだろう?」
そう言われて、3人は考える。
「…なんか嫌だな。変に情報交換されて強くなってきそう。」
「琉さんと鈴木先生はSの類だよね?俺的にはあんまり関わって欲しくない…」
「恋くんもそう思う?俺もそう思う。」
「紘さんたち、いつも3人で集まって何してるんだろう?」
「なんか話してるとは翔也さんから聞いてるけど、詳細はわかんないな。」
「まあでも、零たちが結束するならこっちも結束すればいい話で!!」
「まあ確かに…塵も積もれば山となる…みたいな?」
「よし、受け同盟発足だー!」
恋と明希が遥の言葉にそう言い、なんとなく4人が協力しようという雰囲気になる。
ここにまた、新たに1人、駆け込んでくるものがいるとは、まだ恋たちは知らなかった。
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