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#*199
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〜零side〜
「ほら、遥、しっかりしろ。」
「んー…」
酔っ払って、へにゃっと笑う遥。
それでもしっかり薫のことは抱いているのだから母親とはすごいと思う。
だがやはり、酔ったときの遥は困る。
「れーい。」
「なに?」
「えっち、しよ?」
「…まだ車だから、帰ってからな。」
「うん。」
花でも咲いてるんじゃないかと思うほどの温かい笑顔の遥に、大きくため息をつきそうになる。
遥が自分から誘ってくるのは、こうして酔ったときだけで、しかも今は千秋から借りたというクマのフードを被っている。
反応するなというのは無理な話だ。
「着いたぞ。薫抱くから。」
「うん。」
薫を遥から受け取り、遥も車から降りる。
部屋に入って、薫をベビーベットに寝かせた瞬間だった。
「れいー。」
遥が零の腰に手を回し、背中に頭をグリグリと擦り付ける。
「…遥。」
「んー…零の匂いする…」
そう言われて振り返ると、へへ、と笑う遥が、ぐっと距離を詰めてくる。
そして軽く、唇が重なる。
「えっち、しよ?」
「…ったく…まだ煽るか…」
「ん?なぁに?」
「なんでもないよ。ほら、ベット行くよ。」
「うん。」
酔うと素直になって、甘えてきたり、誘ってきたりする遥に、零の理性は毎回負ける。
翌朝は、決まって遥の記憶がないのだが、それを口で説明すると赤面するのがまた可愛いのだ。
「薫…起きないかな…?」
ベッドに寝転がり、零を見上げながら遥がそう言う。
「起きたらわかるだろ?」
「うん…」
「なら、今はこっちに集中して。」
「ん…」
零は遥にフードを被せ、キスをする。
「…このフードいいな。」
「かわい?」
「…そりゃもちろん。」
「えへへ…」
遥は三十路とは思えない可愛さで、零の性欲はとどまるところを知らない。
「…子供もうひとり、作っちゃおうか。」
「ん?いいよ…零との子だったら何人でも。」
「ったく、煽りすぎ。」
零はふっ、と笑い、遥に再びキスをする。
それは少しずつ深いものになり、零は遥の服を捲り上げていく。
「んっ、ぅ…」
胸に手を這わせると、遥が小さく喘ぐ。
もう片方の手は下半身に持っていき、ズボンの中に手を入れて、反応を示しているモノを撫でるように愛撫する。
「んんっ、ぅん、んっ、ん…」
一度唇を離して、ズボンと下着を下ろす。
「…もうトロットロ。」
後孔を撫であげてそう言えば、恥ずかしそうに目をそらした。
「もっととろけさせてあげる。」
「ん…れい…すき…」
遥とキスをする。
お互いの興奮が、どんどん高められていった。
久しぶりに抱いた遥の体が、あまりにもよすぎて、零はこの晩、薫が起きるまで、ほとんどノンストップで遥を抱き続けることになったのだった。
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