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#*200
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〜奏side〜
「奏さん…?」
貴也の手を引いて、無言で歩く。
もう数分も我慢できる気がしなかった。
「そ、奏さん!」
「ん?」
「どこ、行くんですか?」
「俺の家。貴也くんはうちに泊まるって言ってあるから心配しないで。」
「…うん…」
そのあとは無言で家に向かい、着いてすぐに、眞弓に一言だけ声をかけて、奏は自分の部屋に貴也を連れ込んだ。
「んむぅ?!」
そのままドアに押しつけるようにして、貴也の柔らかい唇を奪う。
驚いたのか、手をバタバタとさせて離せと訴えてくるが、それを無視してキスを続ける。
「んっふ…うぅ、ん…」
後頭部に手をやり、腰を抱き寄せて深くキスをする。
どうしようもなく興奮して、余裕なんて微塵もなかった。
「んっ、んーっ!んーーーっ!!」
苦しくなってきたらしい貴也に、胸をドンドンと叩かれて解放してやる。
「ぷは、は…はぁ…はぁ…」
「鼻で息するんだよ。」
「んっ、ちょ、まって!んぅ…」
貴也の制止を無視して、再びキスをする。
首筋をそっと撫でると、貴也の体がビクッと震えた。
「んっ、んっん…んんぅ…」
貴也の頬が赤く染まり、唇の端から飲みきれなかった唾液が溢れてくる。
「は、あぁぅ…」
唇を離すと、貴也はへなへなと座り込んでしまった。
「キスだけで腰抜けたの?」
「う…だって…こんなの…したことない…」
貴也に目線を合わせると、貴也は視線を彷徨わせてから、ふい、と逸らした。
「可愛い。」
ひょい、と貴也を抱き上げて、自分のベットに寝かせる。
コートを脱がせれば、恋の家でしていた格好になり、外を歩くために一度外した犬耳を付け直した。
「…やば。」
自分の下で、貴也が犬の格好をしている。
それがたまらなくそそった。
「貴也くん、エッチなこと、していい?」
「ほわっ?!え、えええ、えっち、なこと?」
「そう。本番まではしないから。」
「な、なにする…んですか?」
「兜合わせって知ってる…わけないか。一緒に擦るの。オナニーを2人でするみたいな。」
「おっ、おな…」
「なに?オナニーくらいしたことあるでしょ?」
「あ、あるっ、けど…」
顔を真っ赤にしてしまう貴也は、まだ純粋で、何にも染まっていない。
それを自分に染めると思えば、ぞくぞくとした。
「それ、していい?」
「っ…い、いい…です…」
貴也の頭を優しく撫でてから、パーカーを捲り上げて、下に履いていた短パンと下着を脱がせる。
出てきたソレはまだ可愛らしくて、皮を被っていた。
「ちゃんと剥いてる?」
「む、むく?!た、たったら…む、むける…」
「じゃあ大丈夫だね。触っていい?」
「う、うん…」
「大丈夫、痛くしないから。」
優しく貴也のモノを包み込み、そっと撫でるように触る。
ピクピクと震えるソレが、徐々に硬くなってきて、ピン、と上を向いた。
「…う、うしろ、つかうんですか…?」
BLが好きな貴也のことだから、ある程度の知識はあるのだろう。もっとも、それが行動と結びついているかは別だが。
「今日はまだしない。それは貴也くんがもっと大人になってからね。」
「うん…」
ぎゅっと奏の服を掴んだ貴也が、潤んだ瞳で見上げてくる。
「…そんな顔、他の人の前でしたらダメだよ?」
「ど、どんな顔ですか、それ…」
「すっごくエッチな顔。」
奏はそう言って微笑むと、自分のズボンと下着も脱いで、すでに硬くなったソレを貴也のと重ねた。
「…え、な、なにそれ…」
「ん?」
「お、おっきく、ないですか?」
「そう?」
貴也のモノに比べ、かなり大きな奏のモノに、貴也はずいぶん驚いたようだった。
「擦るよ?」
「っ、ん…」
まとめて上下に扱き始めると、貴也の腰がビクッと跳ねる。
「んっ、あ、あっ…」
小さく貴也が喘いで、モノからトロ、と先走りが溢れてくる。
「っん、あぁっ、あ、あっ!」
先端や裏筋を刺激すると、その度に貴也が反応する。
それが可愛らしくて、奏の興奮も煽られた。
「はっ…く…」
1人でするのとは全く違う感覚に、思わず吐息を漏らした。
「そう、さぁん…」
「っ…!貴也くん、その顔エロすぎ…」
「っん、あっ、だめ、そこだめっ…!」
「ここ?」
「んっ、あ!」
「あんまり声出すと聞こえちゃうからね?」
「ーーっ!」
貴也はぎゅっと唇を噛みながら、必死に声を抑えている。
奏は扱く手を早くした。
「っあ、あっ、だめ、こえ、でちゃうぅ…」
「我慢、してっ…!」
「む、むりぃ…そうさん、ふさいでぇ…」
「っ!」
無意識なのだろうが、自然に男を煽るセリフを言う貴也に、奏のモノがドクン、と熱くなった。
「んっ、んふ、ふぅん…」
貴也の唇を奪いながら、扱く手はどんどん早くして、自分と貴也を追い詰めていく。
「んっ、んんっ、ん!んぅ!」
貴也の足がガクガクと震え、限界が近いのがわかった。
「んっ、ぅん、うぅんっ!ぁんっ、ふぁん!」
貴也がぎゅう、と奏にしがみつく。
ラストスパートとばかりに、貴也のいいところと自分のいいところを刺激した。
「んーーーーっ!!」
「んっ…」
ドクドクと白濁が溢れ、貴也がビクビクと震える。
唇を離すと、透明な糸がツー、と引いた。
「は、はぁ…はぁ…はぁ…」
荒い呼吸を繰り返す貴也。
着ていたパーカーが、奏と貴也が出した白濁で白く汚れている。
そのパーカーから、少しはみ出るようにして貴也のモノが覗き、なんとも煽情的だった。
「っ…エロい…」
「ふぇ?奏さん…またおっきく…」
「貴也くん、ごめん、もう少し付き合って。」
「えっ、え?!」
結局この後、2度も貴也を巻き込み、貴也は完全に体力を失って眠ってしまい、奏は1人、ため息をついたのだった。
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