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#*221
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〜恋side〜
「っん…」
『っはぁ…恋…』
艶やかな声で名前を呼ばれ、ゾクッとする。
「りゅ、さん…きもちい…?」
『ん…気持ちいいよ。恋、後ろも触ってみる?』
「え…?」
『先走り、もうドロドロだろ?それ使って、後ろも触って。』
「っ…んぁ、ふ…ぅん…」
何度も琉に抱かれた体は、琉の声と、自慰とはいえ、愛撫で反応して、後孔がヒクヒクと収縮していた。
『ゆっくり指を入れて、入り口を撫で回すと、だんだんそこが柔らかくなってくる。』
「っぅん…」
自分の指を入れて、いつも琉にされているのを思い出して動かす。
「っぅ…ぁ、ぁっ…」
『恋…声、聞かせて…』
「やっ…きこえちゃっ…」
『大丈夫。俺しか聞いてない。』
「っ…」
『我慢しないで。ほら、もっといいとこ触ってあげる。』
「っあ!」
ちょうど、指が前立腺をかすめ、思わず声を漏らす。
ドキッ、として、口元に手を当て、必死で漏れる声を抑える。
「っん、んんっ、ん…」
『声、出さないの?』
「んっ、だ…って…んっ、んんっぅ…」
『いいところ触ったら、声出ちゃうよな?』
誘導するようなその声。
従わなくてもいいはずなのに、指は勝手に動いた。
「あっ、ぁ、やっん…ぁ、あっ、あ、あっ!」
精一杯抑えても、漏れる声が止まらない。
『はぁ…恋、可愛いよ…』
琉の声が少し掠れて、吐息が色っぽい。
耳元で、ハァハァという琉の息遣いが聞こえる。
『指、増やそうか。』
「あっ、ぁあ…」
指を増やして、2本で前立腺を擦り上げる。
『優しくスリスリってしてあげると、腰がビクビク跳ねて、恋の目がとろけちゃう。ものすごく可愛いよ。』
こんなに詳しく説明をされたことはなくて、恥ずかしい。
「んっあ、あ、あっ、や、だめ…あ、あっ…」
『ダメって言ってもやめてあげない…ほら、もっと気持ちよくなって。』
「あっ、あぁぁっ…」
『っは…恋…』
「んっ、あっん、りゅ、さんっ、ん…」
『恋っ…気持ちいい?』
「ん…きもち、ぃ…」
『前立腺、トントンってしてあげる。』
トン、と前立腺を押してみる。
「はぁぁっぅ!」
ゾワゾワと全身に広がる快感に、体が跳ねる。
「あっ、これ、だめ、だめぇっ…」
『もうどこもかしこもトロットロだよ。ほら、ここもこんなに反応してる。』
目を開けて、自分のモノを見てみると、先走りでドロドロになっている。
『ね、わかる?すごいトロトロになってる。』
「っ…はずかし…から…」
『後ろと一緒に弄ってあげたら、もっと気持ちよくなっちゃうね。』
「あ、あっ!」
強い刺激に、腰がビクン!と跳ねる。
琉にされているのを思い出して、自分を追い込む。
「あっ、あ、やっ、あ、でちゃ…イっちゃう…!」
『だーめ。』
「ふぇ…?」
琉に完全に支配されたかのような体。
手の動きは止まり、まるで本当に琉が焦らしているかのようだ。
『まだイかせない。』
「っぅぅ…りゅ、さん…おねがいっ…いっしょ、いっしょにイこ…?」
軽く理性が飛んだ恋は、甘えるような声を出し、そうねだった。
『ーッ!恋…今ので出るかと思った。』
「だして…いっぱい、だして…」
『っ…一緒に、イこうな。』
「っあ、あ、あっ…」
再開した手は、先ほどより激しく動いて、一気に絶頂に上り詰める。
「あっ、だめ、も、イくっ…」
『恋…は…っく、ぅ…恋…』
「あっ、あ、イっちゃ、イっちゃう、イくっ…」
『いいよ…イってっ…』
「あっ、りゅ、さん、りゅぅさん…」
『恋…愛してるっ…』
「っあ、あっ、あぁぁぁっん…!」
『っく…ぁ…』
ビクビクと体が震えて、背中が仰け反る。
勢いよく出た白濁を手で受け止め、絶頂の余韻に浸る。
『恋…気持ちよかった?』
「ん…きもち、よかった…」
『俺もよかったよ。』
また、チュッとリップ音が聞こえる。
そのまま瞼が落ちていきそうになるのを、なんとか堪える。
『ちゃんと後処理して、風邪ひかないようにな?』
「はい…」
『明日も楽しんで。』
「ありがとうございます…あ、あの…声、聞けて、よかったです…」
『っ…もう。帰ってきたら抱き潰すぞ。』
「休みの日…なら…」
少しだけ、琉に触られないことに寂しさを感じた。
帰ってからは、なんとなくイチャつきたかった。
『おう。楽しみにしてる。』
「はい…」
『おやすみ。』
「おやすみなさい…」
電話を切って、とりあえずティッシュで自分の手を拭う。
それから、共同の手洗い場に向かった。
「あっ…」
「あ…」
そこには傑がいた。
傑の頬は真っ赤で、少しだけ浴衣が着崩れていた。
「…お前もか。」
「へっ?」
「テレセク、したんだろ。」
「っ…な、なんで…」
「…わかるっつの。自分と同じなんだから…」
耳まで真っ赤にして、傑がそう言う。
「さっきいたの…恋だよな…?」
「う、うん…」
「よかった…知らない人だったらどうしようかと思った。」
じゃぶじゃぶと水を出し、手を洗う。
「…お互い大変だな。」
「…だな。」
2人が醸し出す事後の色気は、もし他人に見られれば間違いなく襲われるようなものだった。
だが、2人はそれに気づくことはない。
幸いにも、他の宿泊客には会わず、2人は部屋に戻って、眠りについたのだった。
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