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〜琉side〜
「…いいよ。」
「ん…今日こそね…俺がするの…」
恥ずかしそうにしながらも、恋はそう言った。
酔っているのと、キスで頭がボーッとしてきたのとで、少し幼くなっている気がする。
「わかった。じゃあ恋に任せるよ。」
そう言って、額にキスをすると、恋は嬉しそうに微笑んで、うん、と頷く。
「あ、でもゴムはきちんとつけてくれよ?」
「なんで…?」
「なんでって…恋はもう妊娠できる体なんだ。きちんと避妊しないと…」
そう言うと、恋が泣きそうな顔になる。
「えっ。」
「琉さんは…俺との赤ちゃん、欲しくない?」
こてん、と首を傾げられて、理性が吹っ飛びそうになる。
「ほ、欲しいに決まってんだろ…でも恋の体の負担を考えたら、もう少しゆっくりでも…」
「いやっ…」
フリフリと首を横に振って、恋がウルウルとした瞳で見上げてくる。
「琉さんの子供…ほしい…」
「…っ…もう…」
「避妊、は…しない…」
「わかった。でも少しでも辛かったり、何か変だと思ったら言うんだよ?」
「うんっ!」
嬉しそうに笑って、恋がぎゅうっと抱きついてきた。
恋は子供についてどう思っているのかと気になっていた。
本当は嫌なのではないかと、少し心配もしていた。
だが、こうして素直に望んでくれていることを口にされると、嬉しくてたまらない。
子供がいない生活ももちろん楽しめるが、恋との子供は、琉としては欲しかった。
「じゃ、今日は恋にお任せするよ。」
「えへへ、頑張ります…」
恋はそう言うと、琉を押し倒す。
…いや、押し倒そうとする。
だが、恋の力では琉は簡単には倒れない。
「むぅ…倒れてっ!」
「…ふはは!はいはい、倒れますよ。」
グイグイと体を押されて、琉はクスクス笑いながら布団に横になる。
すると恋が琉の腰のあたりに跨り、琉に覆いかぶさるようになった。
「いつもと違うのもいいな。」
「でも何回かこれやってるじゃないですかー。」
「恋からシてくれるのは別。全然違うの。」
「ふーん…じゃあまず、ちゅーからね?」
そう言うと、先ほどのように、また唇を啄ばまれる。
だんだんと深いキスに変わっていき、琉も舌を絡める。
「んんっ、ぅ…ん…」
恋の後頭部を抱え込むようにして、深い口づけに応える。
恋の唇の端からは、唾液が溢れ、顎を伝った。
「はぁ…ん…琉さんキスうまい…」
へにゃっと体の力が抜けてしまった恋は、琉にもたれかかる。
「次は何してくれるのかな?」
「琉さんは何されたい?」
「じゃあ…舐め合いっこしようか。」
「ん…いいよ…」
恥ずかしそうにしながらも、恋は了承してくれた。
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