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#*268
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※AVの中で恋が潤哉とセックスしてます。苦手な方はご注意ください。
〜恋side〜
そのAVは、いきなりのキスから始まる。
チュ、クチュ、という水音に、時折恋の声が混ざっている。
『自分で足開いて見せて?』
『ん…』
やたらと大きな、黒いベットの上に横たわる自分。
そして下着だけ履いた潤哉は恋の上に覆いかぶさるようにしている。
『もっと開いて。』
過去の撮影だから内容はある程度わかっているけれど、なんだかものすごく恥ずかしい。
この頃の恋は感じている演技をしていたとはいえ、ビデオで見れば、本気で感じているようにしか見えないと思われた。
『そう、いい子。』
足をM字に開いた恋に、潤哉が微笑みかける。
確かこれは、恋人同士のイチャラブセックス、みたいな副題がついていたものだ。
『ああ、もう勃ってるね?』
AVだから、わざとらしく卑猥なセリフを言ったり、煽るようなことを言う。
それをこうして見ているのは、やはり恥ずかしかった。
『んっ、や…』
『嫌?』
『や、ぁっ…だめっ…こすっちゃ、だめ…』
甘ったるい声で、潤ませた瞳をカメラに向けて、恋がそう言う。
(…まじ恥ずかしい…これ琉さんには見られたくないな…)
そんなことを思いながら、顔をぬいぐるみに埋める。
チラッと横を見ると、貴也は今にも燃えてしまいそうなほど顔を真っ赤にしていて、明希と楓は目の下までぬいぐるみに顔を押し付けている。
千秋はほんの少し頬を赤らめて、ぬいぐるみをぎゅっと抱きしめていた。
反対側を見れば、傑は無表情というか、大して表情の変化がないまま、膝に肘をついてテレビを見ていた。
『あっ、ん…ぁ…や…』
『エロいね、こんなに簡単に受け入れて…』
潤哉の指が恋の後孔に飲み込まれていく。
撮影前にほぐしていたのだからすんなり入るのは当たり前なのだけれど、こうして見るとほんとにエロく見える。
自分の作品なんて初めて見たから、こんな風に見えていたなんて知らなかった。
『あっ、そこだめっ…!』
『ここ?』
『んやぁぁっ!』
潤哉の指がある一点だけを擦るような動きをする。
俗に言う前立腺責めというものだけれど、この時の恋には意味がわかっていなかった。
もちろん、今は嫌というほどわかるが。
『ここがいいの?』
『だめっ、だめぇ…』
『嘘つき、キュンキュン締め付けてるぞ。』
潤哉の声が低いせいか、恋の声は余計に高く聞こえた。
『あっ、や、だめ、あっ、あ…』
腰をカクッ、カクッと震わせた恋。
これは確か、空イキの演技をしろと言われてやった気がする。
(…俺よく覚えてんな…にしても…演技とはいえこれは…)
自分の演技だけれど、かなりエロいと思った。
いつも自分は、琉にこんな風に見られているのか、と考えてしまい、体が熱くなる。
(っ…うそ…)
琉のことを考えたのがまずかったのか。
後孔がジュン、と濡れた。
『もう挿れるよ?』
『あっ、あ、あぁぁぁっ…!』
『はぁ…気持ちいい…』
『あ、あ、あっ…』
突かれるたびに声を出している昔の自分が、琉に抱かれている今の自分と重なった。
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