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#*269
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〜恋side〜
『あっ、あぁぁんっ!』
背中をのけぞらせ、恋は甲高い声をあげる。
これが演技だなんて、誰も思わないだろう。
(っ…まじでやばい…)
一度考え始めると止まらないもので、恋の頭の中は琉でいっぱいになっていた。
お腹の少し奥の方が、キュン、とする。
そこがキュン、とするたびに、トロ、と愛液が溢れてくる。
ぎゅっと膝を抱き込んで、なんとか熱をやり過ごそうとする。
だが、なかなかそれは治ってくれなかった。
『はぁっ、はぁっ…恋、もう出すよ…っ…』
『あっ、あぁぁんっ、イく、イくっ…!』
潤哉にモノを擦られて、恋は白濁を溢れさせて達した。
それから少し遅れて、潤哉も達し、潤哉のモノが恋の後孔から抜かれ、その後孔がどアップで映る。
(……俺のって…こんな…)
ヒクヒクと収縮する自分の後孔を見て、カァァと顔に熱が集まる。
AVはその後、事後のキスをして、2人で微笑み合っているところで終わった。
「……恋さんエロい…」
ビデオを止め、シーンとしたリビングでまず口を開いたのは貴也だった。
湯気でも上るのではないかと思うほど、頬が真っ赤だ。
「それな…」
同調する明希も、手でパタパタと顔を扇ぐ。
「AVって、こんな感じなんだね…すごいなぁ…」
妙なところで関心する楓。
千秋は無言で顔を赤くしていた。
「…男モノは初めて見たけど…喘ぎがわざとらしくないのがやっぱいいよな。」
傑だけは冷静で、そんな感想を言っている。
「わざとらしい喘ぎってなに?」
「恋のはさ、こう、漏れ出てるっていうか、そんな感じじゃん?叫ぶっつか、そういうやつもあんだよ。」
明希の疑問に傑がそう答えるが、恋はもう恥ずかしくていたたまれない。
「も、もう終わりな!この話はもうやめよう!」
「恋が照れてる…可愛い。」
「ふふっ…恥ずかしいのはわかるけど、その照れ方はね。」
明希と千秋がクスクス笑い出したが、恋はそれを無視して片付けをする。
そうでもしていないと、なんだかもう、熱くてたまらない。
(琉さん…まだ帰ってこない、よね?)
「あっ、僕もう帰らないと!!」
ふと、時計を見た楓が慌てて立ち上がる。
「突然お邪魔してごめんなさい!楽しかった!よかったらまた遊ぼう?」
「うん、いつでも。」
「やった!じゃあ僕もう帰るね!」
「あ、楓!僕も行く。恋、じゃあまた今度ね!僕楓を駅まで送ってくる。」
「ん、千秋またな。」
千秋と楓を見送って、リビングに戻る。
するとスマホを見た傑が眉をひそめる。
「…わり、俺も帰るわ。執事が…おこ。」
「おこって…」
傑の言い回しに思わず吹き出す。
「とにかく、またな。プレゼントは…んー、今度パフェでも奢る。じゃ!」
傑はさっさと帰っていってしまう。
恋は密かにパフェを今後の楽しみにした。
「明希と貴也くんはどうする?」
「俺は、奏さんがここにくるって言ってたんで待ってます。」
「俺も、翔也さんが来てくれるって、今連絡きたから待ってていい?」
「うん。いいよ。」
なんだか慌ただしかったが、最終的に、恋、明希、貴也の3人が残った。
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