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『あの、ありがとうございました。凄く美味しかったです』
「ほんまか?良かったわ〜」
『あ、あの、少し相談してもよろしいですか?』
この時俺は、自分があまり知らない人だからだろうか、その人に自分の最近の橘への心情について分からないことを聞いていた。
橘と何故この人が一緒にいたのかは分からないけれど、いい人そうで俺が気を許していた…から余計に相談しやすかったのだろう。
でも、流石に男同士とは言えないので、隠すようにして言った。
『実は、俺ある弱みを握られているんです。
その弱みをネタに脅されているんです。
今では、その……セ、セフレみたいな関係になっていて、正直やめて欲しいと思ってました。
けど、最近、手を出して来ない…っというか、ずっと休んでて、その…会えてないんです。
嬉しい筈なのに、何故か1日中そいつの事を考えていて、モヤモヤするんです。この気持ちは何なんですか?』
店長さんは、俺が喋ってる時も相槌をうってくれていて、とても喋りやすく、話すだけで少しスッキリした。
俺が喋り終わって、店長さんの言葉を待つ。
「…君って、鈍感ちゃん?」
やっと喋った店長さんの言葉は、俺には理解出来なかった。
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