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まみは、あの告白の後毎日俺のところに来て、色々と世話をやいてくれる。
…こんなことしても、もう気持ちはまみに向けることは出来ないのに。
「おい、川瀬。今日来い」
今日、橘からまた“アレ”をする合図が来た。
この合図に逆らう権利は俺にはないから、
『うん』
と答えるしかない。
だけど、隣にいたまみが
「ねぇ、行くって何処に行くの?私もついて行ってもいい?」
と言い出した。
『…いや、えっと…』
「行っちゃダメなの?」
「おい、そこの女。今日だけそこのやつ貸せ」
「……うん、わかった」
まみの返事を聞くと、橘は来いと合図しスタスタと歩いていく。
そして俺は、橘の“今日だけ”という言葉に疑問を感じながら橘の後を追いかけた。
ー春斗side end
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