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『俺、回りくどいの嫌いだから直球で聞くわ。あのさぁ、俺の親衛隊の子が言ってたんだけど、川瀬を階段から落としたヘッドホン男ってお前であってる?』
そう聞くと、わかりやすく動揺するそいつ。
『…なるほどね。お前がやったんだな』
「ち、違う…違います!俺は川瀬会長を落としてなんかいません!…………俺は…ただ、頼まれただけで…」
後ろになるにつれて、声が小さくなっていたが微かに聞こえた、“頼まれた”という言葉。
『……頼まれた…?』
あっと、つい言ってしまったというように自らの口を手で押さえるそいつ。
『誰に頼まれた?言えよ』
「知りませんっ!」
『言わねぇと、お前のこと殴り殺すかもしれないけど?』
「えっ…」
『だってお前が川瀬を殺そうとしたんだからそれ相応の見返りはあるもんだろ?』
「………ひ、姫宮まみ様…です」
姫宮…って転校生か?
つか、姫宮は川瀬の事を好きなはず…なのになんで川瀬を階段から落とさせたんだ…?
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