アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
69
-
『俺も今までそうだった。だからこそ、次は正攻法でいこうぜ』
次の恋愛がいつ出来るか分からないけど…
「…うん…ごめんなさい…」
『謝るなら川瀬にな?』
姫宮が泣き止むまで待ち、川瀬の病室へ2人で戻る途中、姫宮が聞いてきた。
「…あのさ、千秋さんが好きな人って春斗よね?」
『…。はぁ?!ちげーよ。なんでそう思ったんだよ』
「ん〜…春斗が好きだから、春斗の事が好きな人はすぐ分かるのよ」
…女の勘ってやつか?
『…俺はもう諦めることにしたんだよ』
あんな事した後で今更“好きだ”なんて言えるわけねぇ。
「なら春斗を想う気持ちは私の勝ちね」
俺の方が上に決まってんだろ。
俺は男だから色々あるんだよ。
「春斗、好きな人がいるみたいなの。それが誰かはまぁ、なんとなく分かるけど。でも私は諦めないわ。結果を知らずに諦めるなんて馬鹿みたい」
…チッ
こいつ…遠回しに俺のこと馬鹿って言いやがった。
「本当に馬鹿だと思うの。あなたもそう思わない?」
『……チッ。はいはい、そう思いますよ!つか、ライバル1人減るんだぞ?なんで煽るんだよ』
「ん〜、ライバルがいた方が面白いじゃない」
そういうもんか?
俺はいない方がいい。
『お前…変わってんな』
「あら、ありがとう」
…。
褒めてねぇーよ。
 ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄ ̄
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
69 / 109