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『…いやだ。言うな…』
「川瀬?」
聞きたくない!!
耳を塞いで首を振る。
「川瀬、落ち着け。俺は、ただお前の事が」
『うるさい!黙れ!聞きたくない!』
この言葉の先に待っているであろうバッドエンドを受け入れられずに現実から目を背ける。
橘を押しのけて橘の家から飛び出す。
家に帰る気にもなれずに外をフラフラと歩いていく。
「お、あんたこの間の兄ちゃんやんか〜お久しぶり〜。こんな所で何しとるんや〜?夜遊びか?!兄ちゃんも若いな〜」
不意に声をかけられて見ると、そこには相談にのってくれて、尚且つ晩御飯まで作ってくれた、関西の店長さんがいた。
『…店長さん?』
「どーもどーも!何やどうしたんや?また暗い顔して。また相談のろか?」
『…いいんですか?』
「えぇよ、えぇよ」
でもここじゃ人が多いから場所を変えようかと店長さんと公園のベンチへ向かった。
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