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恥ずかしさで俯くと、橘の手が頬を撫でるように上を向かす。
先から心臓がうるさくて、橘にも聞こえてるのではないかと思う。
顔なんてもう真っ赤に違いない。
お互いが見つめ合って、橘の顔がだんだん近づいてくる。
キスをされると思い、目をぎゅっと閉じると、横から声が聞こえてきた。
「はいはーい。ちょい待ってな。おふたりさん、仲良しなんはえぇけど、わいがいること忘れとらんか?そういうのは家に帰ってしな」
あ。忘れてた。
人がいたのに、俺とした事が…2度目だぞ?
学習しないな俺は。
反省する俺の隣で舌打ちをして機嫌を悪くする橘。
「……正人さん?どうして邪魔するんです?…川瀬、帰るぞ。もう我慢できねぇ」
えっ、と?
その我慢とははどういった意味なんだ…?
まさかとは思うけど…
「好き同士なら遠慮しなくてもいいだろ?お前が欲しい」
ニヤニヤしながら言った橘に、そのまさかの方の我慢ができないだったと気づいた時にはもう遅かった。
腕を引かれて橘の家の方に歩き出す。
身の危険を感じた俺は、店長さんに助けを求めるけれど、親指を立ててニッコリ笑う店長さんは助けてくれそうにない。
春斗side end
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遅めの更新、申し訳ないです^^;
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