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『…なぁ、橘。お前…勃ってね?』
「あ、バレた?」
『バレた?っじゃねーよ!がっつり当ててきてんだろ』
なんでこの状況で勃ったのかは分からないが、またもや身の危険を感じてベットから抜け出す。
「春斗…もっかいヤろ?」
『可愛く言ってもダメだ。さっさとトイレ行け』
「…冷てぇのな」
少しふらつく腰をなんとか支えながらソファーに座る。
すると、トイレに入っていった橘から、「…春斗っ」と若干俺の名前を呼びながらオナっている声が聞こえてきた。
………聞いてないぞ。俺は、何も聞いてない。
その声をかき消すようにテレビを付けて、意味もなくニュースを見る。
「…流石、生徒会長だな。朝からなんでそんなもの見れるんだ」
『うわぁぁぁっ、いたのかよ』
「んな驚くことか?」
そう言いながら俺の隣に腰を下ろし、膝の上をポンポンッと叩く。
これは、座れという意味か?
だがしかし、そんな子供みたいなことは俺はしねぇ。
「座らないと、もっかいヤるけど?」
と言われてすぐに橘の膝の上に座った。
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