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ストーカーと僕 3
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学校というのは、なんともつまらないものだ
誰もが集団になってないと生きていけないらしい
面倒な生き物の集まりだ
面倒な生き物が集まれば皆平等とはいかない
どこかの集団がクラスで権力を握り、その他の集団は『クラス』という枠から外れるのが嫌で賛同するしかない
たとえそれが、本当は良くないことだと分かっていても
何が言いたいかと言うと、僕はクラスで"浮いている"
別に、どこかの集団に入りたいと望んでいる訳では無い
ただ1人で静かに出来ればと思っているのに、周りが勝手に突っかかって来るのが面倒だと感じている
「こっち睨んでんですけど〜やだ〜」
別にお前を見ているわけではない
その後ろの時間割が見たいんだ
邪魔だな、としか思っていない
「1人とかさっびしいな〜」
別に寂しくはない
僕は望んで1人でいるんだ
お前みたいな低脳と連むのはごめんだ
「ねえ元気〜?・・・・・って無視かよ〜」
今お前に話しかけられて元気では無くなったよ
このクラスは、うるさいな
比べてあのストーカーは、無駄なことは喋らないし、言葉全てに本物の感情が乗っていて、良い
僕のストーカーをするということは、僕に好意があるという証拠だ
こんな僕でも愛しているという証拠だ
無愛想で、人と仲良くなる方法を知らない、歪んだ考えを持つこんな僕でも
「お前がいて、良かった」
盗聴器の向こうのストーカーに小さな声で伝えた
あいつは聞いている
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