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ただのいちゃこら小説【kyhr】
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何時もは鳴ったアラームが鳴らなかった。
今日は休日だからだ。
しかしいつもの癖か、目が覚めてしまった。
手探りで枕元に置いていた端末を探し手に収め腕を伸ばし顔の上に持ってきて時刻を確認する。6時30分。まだまだ沢山寝れるじゃないか、数少ない休日。今日はずっと寝ていたいな。なんて思いながら寝返りを打つ。
そこにはいつもの部屋……
では無く独りの顔があった。
「綺麗だなぁ」
僕は手を伸ばしその顔の頬に触れ手を滑らせ優しく髪を撫でる。
ふわふわとしていて心地良い。少し色素が薄くて、綺麗な色をしている。
鼻の筋は綺麗に通っていて、閉じている目の下に影ができるほど長い睫毛。とても整っている顔立ちだ。
顔をじっと見つめふわふわの髪を撫で続ける。すると不意にその目は開き、大きく綺麗な目と目が合った。
窓から差し込む光が目に反射しキラキラと輝いている。
僕達は数秒見つめあった。
時期に目が覚めてき、脳が覚醒してきた。すると同時に心拍数と顔の熱が急激に上昇した。
「うわあぁぁぁあああああ!?!?」
僕は飛び退きベットから盛大に落ちた。
床に腰をぶつけた。痛い。
「な、ななななな、なんでキヨがここに居るの!?!?ってあれ!?待って待ってここ何処!?あれっ?!キヨの家!?」
僕の横で寝ていた正体はキヨだった。
そして僕が今いる場所はキヨの自宅だった。
僕はキヨの家にあるキヨのベットにキヨと一緒に寝てたのだ。これどういう状況!?!?
「うぅ〜ん、ひらうるさい……」
眠たそうに目を擦りながらジトっとした目でこちらを見てくる。
寝間着として着ているTシャツは乱れていて襟元がガバリと空いている。其処から覗く白い肌や鎖骨に思わず唾を飲んだ。
「うひぇっ、ごっ、ごめん……」
「うん、ひら、おはよう」
「おぅえっ!?おひっ、おはよう」
随分キョドってしまって声は震え言葉は噛みまくりだ。
「ね、ねぇキヨ...なんで僕ここで寝てたの...?」
もう抑えきれなくなり本人に聞くことにした。
「え?ヒラまさか昨日のこと覚えてないの?」
「昨日?」
検討がつかないので聞き返してみる。キヨは頭を抱え呆れたような顔をしていた。
「お前...マジかよ...」
「えぅ、ご、ごめん...な、何があったの...?」
なんで僕が悪いみたいになってるの!?なんで僕が謝ってるの?!
「……今まだ7時じゃん...もうちょっと寝ようよ」
「うぇえ!?えっ、あっ、ちょ、待って待って教えて!事実教えて!!」
ベットの下でぶつけた腰とお尻を摩っていない方の腕を掴まれベットの上に引きずり込まれ、そのままベットに横たわった。
そして片腕は頭の下、もう片腕は上から回され僕はすっぽりキヨの腕の中に収まった。
近い!近いよ!あっ、めっちゃいい匂いする...!ってそんなこと思ってる場合じゃないよ!!!えっえっこれどういうこと!?!?
「ちょっとヒラ、暴れんな
昨日あったこと、今日の夜教えてあげるからな」
「よ、夜!?今教えてよぉ!」
「はいはい、おやすみー」
「ちょっ、キヨ!キヨ!?」
僕の背中をぽんぽんと叩き、そのまま目を閉じた。数秒経てばすぐに寝息が聞こえてきた。
「えぇ〜本当に寝た……うーん、昨日何あったっけ...?」
なんて思いつつ僕もまた瞼を閉じてキヨの胸に顔をうずめた。
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