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日常 1
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翌日。やっと俺の普通の日常が戻ってきた。
家に監禁される間もなく有馬と栞が起きる前に俺はあの家を出ていった。
《もっと自分を大切にしろ!》
ねっ…
俺には無理だ。
そんなことしている暇があるんだったら自分がどう遣 やったら死ねるのかを考えてた方がよっぽどいい。
あっ
いつの間にか学校についてしまっていた。
俺はいつも通り席についていつも通り寝る体勢を取った。
そう思っていたが、後ろから手が伸びてきてモブっぽい子がいきなり
「えっと。あの。その。体調不良って昨日聞いてて大丈夫かな?えっとまた体調悪くなったら言ってね。」
「ありがと。」ボソ
後ろの席のやつは嬉しそうに笑顔を作っていた。
「游來ちゃん。」
「なんだよ。あとちゃん付けとかキモイ。」
「ひどっ!」
栞の朝のテンションにはなかなかついていけない。
「俺に関わってるといい事ないからいい加減俺に絡むのやめろよ。」
「えぇーやだ!」
なんだよ。クソが。
栞は俺と違ってクラスの人気者の部類に入る。
それと違って俺はクラスのみんなの嫌われ者の部類も入る。
だから俺と関わっているとろくな事がない。
と前“友達だった”奴に言われた。
そう。俺は幼い頃から1人だった。
絶対に友達なんて作ってはいけない人間だった。
なのに高校に入ってからアイツだけは俺に付きまとってきた。
だから学校なんて『嫌いだ。』
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