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添田家 1
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パチッ
また保健室。
今月凄いお世話になってるな…
保健室さんに悪いことしてる気分だ。
「游來様。お目覚めになりましたか?」
「彗月、お前か。俺の気を失わせた奴。」
「はい。暴れた游來様にはそうしろと御命令されたのは游來様ですよ。」
「まぁそうなんだけど。どうして分かった?」
「私も教室でそのプリントを渡されましたから。」
「あっそ。」
彗月にはお見通しってことかよ。
因みに彗月は俺に仕えているもので、世話係教育係をしている。
小さい頃から一番信頼している者だ。
栞以上になw
「游來様。また魘されていましたよ。」
「見てたのか。」
「はい。私は游來様の味方です。貴方を捨てたりしませんよ。」
「あぁ。知ってる。」
そう。
彗月は俺が両親に切り捨てられてもずっと仕えてくれていた。
それが俺の両親の命令でも嬉しかった。
「游來様。またお痩せになられて。」
「五月蝿い。」
「そのお話は後でにして、本題に入ります。」
やっぱりか…
「いい加減に添田家に顔を出してくださいとお父上が言っておられました。」
「…嫌だ。」
「駄目です。今日こそ連れていきますよ。」
やだわ!
あの家無駄に緊張するから行きたくない。
キーンコーンカーンコーン
「チャイムなりましたね。1限目の終わりのチャイムですが次の授業には出られますか?」
「出ない。2限目は体育だったから。」
「そうでしたか。失礼致しました。」
「別にいい。」
「私は2限目は出ますのでまた。」
「ふーん。分かった。」
ガラッ
誰だよ。空気読まずに入ってきたやつ
「游來ーーーーーーーーー!!」
五月蝿い。
「栞。五月蝿い。」
「ごめん。ごめん。」
「それでは游來。今日の帰りに。」
「あぁ、分かっている。」
やっと彗月帰っていった。
「あの人ってあの有名な添田家の長男のひと?」
「あぁ。」
「知り合い?」
「ちょっとしたね。」
栞は不思議に俺の事を見ていた。
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