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熱 5
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俺の過去を話した後にまだ言っていないことを先生に話した。
「俺の旧姓は桜田。」
「えっ?桜田?」
「うん。桜田財閥のね…」
「マジか…」
先生もこんな俺の過去を聞いて引いたよね…
「俺もお前に言ってないことがあった。」
えっ?
言ってないこと?
「落ち着いて聞けよ?」
「うん。」
「俺多分お前の兄貴の事知ってるわ。」
「えっ?嘘だろ?」
「ホントだ。桜田倖人だよな?」
「そうだけど…」
「俺の高校の時の友達。」
マジか…
兄様が有馬と知り合い…
「俺さ…兄様に会うのが怖いんだ…」
「游來様…」
はぁ…はぁ…
何でだろう…
咳が止まらないや…
はぁ…はぁ…
苦しい…
「たす…け…て」
「游來様!?」
「宮ノ越!俺と同じように呼吸しろ!」
はっはっ…
「はっ…ケホッ…はっ…」
「吸って…履いて…」
有馬のお陰か俺の過呼吸は収まった。
「有馬ありがと…///」
「はっ…礼には及ばなぜ游來様?」
有馬までオレの事游來様って呼んできたし…
「游來様…かわいすぎです…」
「游來お前やばいわ…その変の男共に捕まるなよ?」
何言ってんだこいつら?
俺はみんなに嫌われてるんだからそんな事あるわけないのにな…
「まぁ…游來が元気になって良かったわ…」
「ですね…」
「ご迷惑をお掛けしました。」
「また学校でな。あと倖人と会えるようになるまで俺はお前の味方だから安心しろよ?」
「ありがと…憐…」
「グホッ…」
「うァァ!?先生大丈夫?」
「游來様…貴方は風邪をひいているので外に出てはいけませんよ!私が有馬先生を外まで送りますから!」
「游來の破壊力…」
「游來様は自分の魅力にそろそろ築いてほしいです…」
俺はこんな会話が外で繰り広げられているのを知るのはまた後の話…
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