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保健室 1
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…
この状況はなんだ…
……………………………………………………
もう一度いう…
この状況はなんだ。
「游來くん!」
「えっと…なに?」
「游來くんって桜田財閥のむすこさんなんでしょ!?」
「…」
「お兄さんもいるよね?」
「何で知ってるの?」
「游來君のこといっぱい調べちゃった…」
このモブ子怖いわ…
てかそういうこと言われるの嫌いだから辞めてほしい…
本当に…
「席つけー」
憐が来てくれた…
「まぁ全員いるな。ちゃんと海堂も桜田いるな。」
「游來ちゃんはまだしもいつも俺はいますぅ」
「そうかそうか。」
「心底どうでもよさそうだね!?」
こんな会話が繰り広げられている中…
俺は人の視線と暑さにやられ始めていた。
「桜田?大丈夫か?」
「だい…じょうぶ…」
「無理するなよ?」
「はい。」
そう言って俺は保健室に行くことにした。
……………………………………………………
ガラ
「しつれーしますー」
「また来たのか?」
そう言って来たのは保健医の先生一ノ瀬碧だった。
「相変わらずやる気無さそうだね?」
「まぁ…な…で?お前は何しに来たんだ?」
「さぁ?俺の顔を見てわからないなら保健医失格だな…w」
「はぁ…お前相当顔色悪いぞ。」
「テヘペロ(๑><๑)♪」
「あっ…待って…カメラどこ?」
こいつ馬鹿か?
てかこの保健医カッコイイけど本当にやる気がない。
やる気のあるところを見たことがない。
「お前いま俺のこと心の中でディスってただろ」
「♪~(´ε` )」
はぁ…
この茶番は置いといて本当に倒れそう。
「取り敢えず横になっとけよ。理由は今から聞くから。」
事情聴取されちゃうのか…
「で…?教室で何があった?」
「朝から俺にベタベタしてくる女子がなんかオレの事めっちゃ調べててなんか怖かったし、みんなからの視線が強かったから怖くて…あと単に寝不足。」
「マジか…」
「うん。」
「取り敢えずお前は人になれていこう。」
「でもさ…やっぱり怖いんだ…」
「それを乗り越えてこそ達成感が沸くぞ?」
「頑張ってみるけど多分無理。」
はぁ…
このせんせーは本当にいい先生ではある。
だけれど俺には出来ないことを要求してくる時がある。
どうしても無理だから…
「俺ちょっと用事あるからでてくな。」
「うん。」
おやすみなさい。
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