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中3になってしばらくして
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(ふふ…可愛い///)
気持ち悪い笑み等、浮かべてはいない。
決して。
「…お前、顔ヤバイぞ」
隣の席の男子に言われ、( ゚д゚)ハッ!とする。
むにゅむにゅと謎の動きをしていた口は動きを止め、
真顔に戻る。
「え?顔がヤバイって何が?」
そして、全力でとぼける。
「…いや、なんでもない」
投げやりな返事だったが、まあいいようだ。
あ、そう。と言って、でもどこか安心した顔で前を向く。
(…だって、だってしょうがないじゃない!!
あんなカワイイ顔で睡魔と戦っていたら!)
なんて、脳内では思っているようだ。
―――これは、とある中学のとある女子の腐った…ではなく、
とある女子の楽しい日々の物語――――
「…これはもう、“萌えテロ”としか
言うしかないと思う」
もの凄く真剣な顔で、何を言い出すかと思えば、
先ほどの授業で睡魔と戦っていた男子の話らしい。
「あー、あれか。みたわ。
めっちゃ可愛かった」
そう話すのは、真剣に話し出した彼女の横に来た、
もう1人の女子。
今、教室は休み時間で、皆机から離れ
バラバラになっている。
その中の3~4人程度のひとつのグループだ。
「ヤバかったよね!
必死で前向くけどさ、
3秒もしないでカクンって
その繰り返し(笑)」
「ヤバかったわ…///」
「お前ら、またそんな話して…」
どうやら、1人は“普通”がいたようです。
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