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それは突然に2
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色白イケメンは、目をクリクリさせて、すごくうれしそうに俺を見ている。
「驚くのはわかるけど、とりあえず上がったら?」
自分の家かのような勝手な振る舞いに、腹立たしく思う間も無く、イケメン度が上がるキレイな仕草で、俺に上がれと指示する。
お、王子…?
いやいや、違うだろ!
「け、警察呼ぶぞ!」
「雪也、落ち着いて。僕は変なことしないよ?」
「な、なんで俺の名前!!」
「それもちゃんと話すから、とりあえず上がって?」
「ス、ストーカー!?」
意味がわからなすぎて、なんでこいつがこんなに落ち着いているのか、理解ができない!
「もう、仕方ないなぁ。」
「っ!……え?」
ちょっと腕を引っ張られたと思った瞬間、俺はローテーブルの前に座っていた。
なんか、浮いたような感覚がしたような?
つーか、えぇっ!!??
な、何が起こった!!??
「ふふ、雪也の驚いた顔、かわいいね。」
目の前には、キレイな顔で笑っている色白イケメン。
「お、おまえ、なんなんだよ!!」
よく見たら、なんか服装も、おとぎ話に出てくる王子みたいだし、やっぱり変質者なのか!?
「雪也、そんなに警戒しないで。って言っても無理か。僕は、ニックス。雪也を妻にするために来たんだ。」
「はぁ!?い、今…つ、妻って、妻って言ったか!?わけわかんねぇよ!!つーかニックス?どこの国だよ!」
「ふふ、慌ててるところもかわいいね。僕はね、妖精だから、どこって言われても困っちゃうんだよなぁ。」
「よ、妖精!!??こんなデカい妖精いるかよ!!妖精って、手のひらサイズだろ、普通!」
ニックスとか言うこいつは、俺よりだいぶ背が高い。
さっき立ってた感じだと、180は超えている。もしかして、190近いかも?
つーか何!?妖精!?羽ねぇし!こんなにデカいし、色白イケメンだし!
あ、イケメンは関係ないか。
じゃなくて!俺は男なのに、妻って何!?
ツッコミどころ多すぎて、どうしていいかわかんねぇよ…。
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