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日常5
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俺が言い出すのを促すように、ジッと横から顔をのぞき込まれている…。
「スゲー恥ずかしいんだけど…」
「うん、大丈夫だよ。僕は、どんな雪也も大好きだから。」
なんでもないことみてぇに、サラッとこういうこと言う!
ますます恥ずいけど、言うしかねぇよな…。
「…お、おまえが、いつも、美味しいっつって食べてくれるから……」
モジモジして、手をギュッと丸めている俺を安心させるように、その手を両手で握って来たニックス。
こういうとこ、やっぱり王子的なアレでズルイ…。
「なんか…い、いい奥さんに、なれるんじゃねぇかとか……く、くだらねぇ…んん!」
言い終わらないうちに、唇をふさがれていた…。
うつむきながら、ニックスを見ないように喋ってたから、油断してたっつーの…。
しかも、喋っていたから口も開いていて、すぐに舌の侵入を許してしまった…。
「…ん、はん…んん……は、ぁ…ん…」
ニックスのキスが気持ち良すぎて、いつもそれだけでトロトロにされてしまう…。
やっと解放された時には、息も荒く、真っ直ぐ座っていられない状態だった…。
クタッとニックスに寄りかかる…。
「はぁ…雪也、かわいい雪也、僕を喜ばせる天才だね!そんなこと考えてくれたなんて、うれしすぎて、僕どうしたらいいの?」
肩をスッとつかまれて、ギューッとキツく抱きしめられた。
クタッととしている俺に、抵抗する力は残っていない…。
「雪也がこんなすぐに、結婚のこと考えてくれるなんて、本当にうれしいよ。」
「…ち、ちげーよ…。そんなんじゃ…」
「ふふ、わかってるよ。雪也は照れ屋さんだもんね。」
クソ、否定しても、こいつには通じねぇな…。
「………」
「キスすると、いつもこうやってトロトロになっちゃうところも、すごくかわいいよ。」
「…そ、そういうこと言うなっつーの。」
「でもね、雪也、僕を喜ばせる天才でもあるけど、僕を煽る天才でもあるね。」
「そんなの知るかよ!そんなこと言ってる暇あったら、早くキスしろよ。」
ニックスの顔を見ると、明らかに目がギラついた。
と思ったら、押し倒されていた…。
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