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対価1
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付き合ってから3週間が経って、ニックスが現れてからは、ちょうど1ヶ月が経った。
ニックスは、1ヶ月経った今でも全く変わらず、いや、むしろ、さらに王子的な態度と対応で、いちいちキラキラしてやがるし、ゲロ甘な雰囲気を出して来すぎる!
そのキラキラ対応に、3週間もすると慣れて来ちまってて、そんな俺のほうが変わったのかもしれねぇ。
でも、王子なのか、単なるSなのか、両極端な面があるから、未だに全然理解は出来てねぇけど。
「ニックス、頼む!遅刻しそうだから、大学まで送ってくれねぇか?」
「雪也、それ今週毎日だよ?僕のエネルギーは無限じゃないんだけどなぁ〜?」
何か対価を要求して来てることはわかるけど、なんでそこで、キラキラ王子スマイルなんだよ!
「何すりゃいいんだよ!もう時間ないんだけど!」
「うーん…僕たち、そろそろ次の段階に進んでもいいと思うんだ。」
「つ、次の段階…?」
まさか、俺が拒否してる、アレか…?
「うん、僕は雪也とセックスがしたい。」
「っ!!!……ちょ、直球すぎんだろ!!」
しかもそれ、キラキラ王子スマイルで、朝から言うことじゃねぇから!!
「僕、ずっとガマンしてて偉いでしょ?そろそろご褒美もらってもいいと思うんだけど、違うかなぁ?」
「………」
「雪也、ダメかな?僕は雪也のこと、大好きだよ!だからこそ、身体をつなげたいんだ。わかるよね?」
いやいや、待てよ。
初めて抜きっこをしてからというもの、ニックスのスキンシップと言う名のセクハラ?は日常茶飯事だし、抜きっこもしょっちゅうしてるじゃねぇかよ!!
「…ぬ、抜きっこじゃ、ダメなのかよ。」
「もちろん抜きっこも気持ちがいいけど、雪也、イクとすぐ寝ちゃうでしょ?僕はもっと長い時間触れ合っていたいんだ。」
オイオイ、こいつ性欲魔人なのか?
いや、魔人じゃねぇ、妖精か…。
って、それはどっちでもいいけど、いや、良くねぇけど!
俺はそんなに性欲強いほうじゃねぇんだよ!
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