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学パロ fjhr←ky (fjhr) (kyhr) 6
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kyside
ヒラと分かれてから少し立って自分の家に戻ろうと思ったのだが。
空が曇って、あまりいい気分にはなれなかった。
でも、今日はヒラと遊べたし楽しかったからいいや
…
ky「………。」
ヒラが隣にいないと何も感じない。
心のどこかで、【ヒラを騙している】という気持ちが突っかかっている。
ヒラがフジと両想いって知ったら?
今のこの関係いつまで続く?
ヒラは?
ヒラ
ヒラ
ヒラ
……
ざわざわとした感覚が俺を襲って、目の前がぐるぐると回り出す。
冷や汗が頬をつたって気分がいいとはとても言えない
ky「…ヒラに会いに行こう。」
ヒラとわかれた道まで引き返して走った。
ーーーーーーーーーー
ーー
ーーーー
全力で走った先に見えたのはフジとヒラ。
胸のざわつきが激しくなって、立ち止まる。
落ち着け、落ち着け、落ち着けっ!!
一旦冷静になって、二人からは見えない位置に隠れてしばし会話を聞くことにした。
ヒラから、「フジが好きなの。」という声が聞こえた。
ああ、俺はやっぱり、ダメだったのか…。
それからヒラの口からはフジに寄せる思いがつらつらと語られて言った。
俺の考えは甘かった
忘れさせようなんて無理だったのかもしれない
もう、聞きたくねぇよ…。
ぐぅっと涙がこぼれそうになった
もう帰ろう。そう思った時
hr「でもさ…そんな俺に、好きって言ってくれる奴が居たんだよ。」
ヒラからその一言が放たれる。
俺はすぐさま耳を傾けて聞く。
もしこれが俺にとって最悪な知らせだとしても
これが最後だから…。
hr「キヨ。」
幻聴かもしれない、それでもいい、
ただはっきり聞こえた
お前の気持ち。
『キヨ、大好きだよ。』
ky「ヒラッッッッッ!!」
体が飛び出して居た。ヒラを抱きしめずには居られない。
hrside
何故キヨがここに!?
そう思いつつ、キヨが俺の腕を引いて早歩きで歩き出すもんだから俺はキヨにきちんと弁解しようとする。
きっと、フジと話してたことに心配したんだと思う。
hr「まって!!キヨ!」
ky「ヒラ…」
キヨを見ると、いつもの明るい表情の中に少しの不安が隠れているのが見える。
他の人にはきっと分からない、俺にだけ分かるよ。
hr「少し、聞いて欲しいんだ。」
ky「…おう」
hr「えっと、口で言うのはなんか恥ずかしいんだけどさ…ちゃんとキヨのこと好きだよ!!でも…いつもいつもいつまでも俺がうだうだしてるから不安…だったよね?ごめんね、ほら、えっと…俺鈍臭いし鈍いし…。でもねでもね!
俺キヨのことなら分かる気がするんだよ!…えっ?ちょ、キヨどうしたの?!」
キヨは俯いていた。でも、それは悲しそうな表情ではなく実に嬉しそうな表情で
泣いていた。
ky「ばーか…。お前に心配してもらわなくたって大丈夫だっつの…ははっ、なんでだろうな…今すっげぇ幸せだよ……」
hr「へ?」
ky「おれさ、今までヒラのこと騙してるって心の中で突っかかってたんだよ。…フジはお前のことが好きだったんだ、自覚はしてなかったけどな。」
hr「…うん。」
ky「俺だって昔からヒラのことが好きでさぁ、フジから奪うことで頭がいっぱいだった。
なんで俺じゃあないんだろうって。
だからフジに彼女を作るようにすすめたのも俺だ。もちろん、そうすればヒラは俺のところに来ると思ったからだよ…」
キヨが苦しそうに話す
俺は黙ってキヨが話してくれるのを待った
ky「お前はいつからか言ってたっけ?…『キヨは優しいね』『俺は、キヨの優しさに漬け込んでるだけ』って。
…わざとそうさせるようにやったんだ。でも…それから不安で仕方がなかった。いつ離れて言ってもおかしくない、こんな俺だって知ったら幻滅するだろうって…」
hr「…」
ky「今、お前の底からの気持ちを聞かせて欲しいんだ。
お前は…流されやすいから…今の話を聞いて、どう思ったか。…ヒラが嫌って言うなら別れよう。」
キヨがまっすぐに俺を見つめる。
もう、なにも思うところはないような熱を持った瞳。
…なんとなく、そんな気はしていた。
キヨが何かするたびにすこし切なそうな顔をして
フジの話を持ち出すとすぐに別の話に切り替えるように
でも
どうしてかな…
キヨがなんか隠してるって思ってても
今、キヨが事実を話しても
hr「そんなの…今までと変わらないよ…俺は…」
流されやすい、かぁ…
確かにそうかもしれない
だけどこれは
紛れも無い
好きって気持ち。
hr「キヨが大好き、嫌いになんてならない。…キヨは、俺のこと…嫌い?」
ky「………。」
hr「?ちょっと、なんかいってy」
ky「んなわけねえだろ………。」
上からキヨの長い腕が俺の肩をぎゅっとつつみ込んだ。
耳元で囁かれるこの声に心地いい感覚を覚えた
やっと、俺たち
お互いを認め合えたね
ky「俺もヒラのこと大好き。」
少し経っただろう。ちゃんとフジに話す前にキヨに引かれてここまで来ちゃったから今から行ってちゃんと話さないといけない
ky「…よし、行くぞ。」
hr「うん」
ky「大丈夫か?」
hr「フジはそんなやつじゃ無いよ?忘れたの?」
ky「…そうだな。」
二人でフジの家にチャイムを鳴らす。
少し間を置いてからフジのお母さんが出て来て
フジ母「あら、キヨくんヒラくん!」
ky「あの、フジ居ますか?」
フジ母「いるわ、どうぞ上がって行って」
hr「ありがとうございます。」
フジのお母さんに軽く挨拶してから、二階にあるフジの部屋に向かう。
コンコン、とドアをノック。
hr「フジ〜?」
fj「…ヒラ?…いいよ入って。」
ギィ…っと開いた部屋はきちんと片付いて居て、フジらしい統一された部屋だ。
以前は家が近いってこともあってよく遊びに行ったものだ。
ky「…。」
fj「…なんだ、キヨも来てたんだ。」
3人の間に沈黙が流れる
俺はフジを見つめる
するとキヨが口を開いた
ky「なあフジ…その、ほんっとに済まなかった。」
fj「…なにが?」
hr「あっ、その…今まで報告もしなかったし…。ラインも無視してて…」
ky「…それと、お前に酷いことしたし…。」
fj「…だから、なにが?」
kyhr「「へ?」」
間抜けな声が出てしまった俺とキヨ。いや、まってよ。
フジもフジで、どうしちゃったの?
ky「なにがってお前…俺はお前に彼女作るように勧めて、ヒラと両想いだって知ってたのに…」
fj「はぁ…もう、」
hr「?」
fj「キヨもヒラも、俺が可哀想だと思ってんの?」
ky「いや別にそんなわけじゃねえけどよ…」
fj「もちろん、俺だってヒラのことが好きだよ。でもそれに気づいたのはつい最近。それに、こーすけに相談したら『ヒラの気持ちになんで気づかないんだ』って怒られちゃったよ。事実、キヨの方がよっぽどふさわしいと思う…。
…ごめん、やっぱり嘘
後悔しかないよ。何度もなんども、自分を恨んだ。」
ky「フジ……。やっぱり」
fj「あーあ〜!キヨがヒラとくっついちゃうなんてね〜
ははっ、悔しいけど仕方ないか〜」
無理している様子はない。キヨを遠慮させないためだろう
フジは俺の方に近寄って来て目の前に腰を下ろす。
hr「フジ?」
fj「キヨ、ヒラのこと。もし少しでも幸せにできない、ヒラに辛い想いさせたならお前からヒラを奪い返しに行くからな。」
そう言ってフジは俺のおでこにキスを落とした
俺はびっくりして少し動揺したのちにキヨを見やるとそこには、さっきのフジを心配して居た表情とは打って変わって狂気とも言えるキヨがそこに居た。
うわ…フジ余裕の顔…。
ky「てめぇ…俺だってヒラにちゅーしたことないのに…」
fj「あら?まだだったの?じゃあさっさとしてきなさいよ」
ky「オネェ感すげえなオイ。」
fj「ほらほら帰った帰った!」
半ばフジに背中を押されるように外に出る。
なんだか改まってお互いを見ると恥ずかしい
ky「ヒ、ヒラ…その…」
hr「……」
キヨが少しあたふたして居て面白い
普段あざといと言われる俺の表情を見てカァーっと赤くなるキヨ。
ky「…ヒラ、キス…するぞ」
hr「…うん」
ちゅっ
軽く触れさせるだけのキスなのに
とても熱くて甘く感じた。
これが俺のファーストキスのアジ。
あの頃から数年が経過して
今日は、マリカー8DXで最強コンビを決めようかと思いまーす!
さあ誰となるかな〜?
お!
俺フジとだぁ
任せとけ相棒!!
げ、俺こーすけとかよ…
なんだよ文句あんのか!?
実質2対1だし…
おい!!?
今日も楽しく
4人で。
good end
最終兵器俺達
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