アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
2-7
-
しばらく来賓の話を聞いた後、入学式は終わった。
3人の後をついて1年の教室に向かう途中、誰かに足を
掛けられバランスを崩す。
体勢を立て直す事もできず、倒れるっと思い目を閉じる。
………
しかしいつまで経っても来ると思っていた衝撃は来ない。
お腹周りに何か感触を感じて目を開けると、誰かに後ろ
から抱きとめられている。
どうやらこの人のおかげで転ぶことは免れたようだ。
「大丈夫かい?」
声をかけられて慌てて後ろを振り向くと、助けてくれた
のはなんと会長だった。
『だ、大丈夫です。』
「そう、よかった。」
『あ、あの!!ありがとうございました!』
「いいえ、気をつけてね」
そう言い会長は行ってしまった。
かっこよかった……。俺様じゃないけど。
「今の会長か?良かったな天吏、転ばなくて。」
『うん!!気をつけなきゃね。』
足を掛けられないように。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
16 / 63