アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
ご祝儀と4
-
「なに?なんでそんなに黙ってるの?ほんとにいつまでも根暗だなあ…顔はいつまでも変わらず、なのにな」
コツコツと下を見ている俺に近寄り、痛いと感じる握力で俺の顎を掴み、上を向かせられた。
「……んんっ…!はな、せ!!」
その掴んできている腕を無理に離して、距離を取る。
「ははは、猫みてえ…まあ、いいや。聞きたい事があるんだ。どうせお前この後、あいつ、に挨拶も無しにノコノコ帰る気だったろ?」
「…お前に関係ないだろ…」
あいつ。というのは俺をフった、今日の主役。
ほんとに、ただ、一目見ただけで帰ろうと思ったから、最後までいる気はなかった。だから、あいつには何も言わずに途中で出てきた。
また下を向く俺にこいつはグイッと腕を掴んで引っ張り始めたかと思えば、拉致をするように駐車場まで連れてきて、停まっていた車に乱雑に押し込められた。
「うわっ!」
後部座席に放られるように入れられて、出ようとしてもチャイルドロックがかけられてて全く開かない。
「クソッ……!!っ…降ろせよ!!」
「嫌だね。なんで俺から逃げたのか聞きたいね。お前、俺と同じ所に入社しろつったろ。なんでその約束、破んだよ」
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
13 / 17