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料理も出来て、
賢くて、
元気で、
明るい。
みのべくんは最高の
子供だと思う。
***
みのべくんは毎日好きと言ってくれた。
優しい優しいみのべくんが、頼りのない俺を助け、支えてくれるのが、1日の中で唯一の楽しみだった。
みのべくんがひとつも甘えてこないのに不安がる俺を、
好きという一言で安心へと導いてくれる、
そんなみのべくんが好きだった。
料理が美味しいから、美味しい美味しいと連呼していたら、材料を買うだけで料理はみのべくんが作ってくれるようになった。
いつまでこの幸せが続くんだろう。
幸せ過ぎて、最近は悪夢を見るようになった。
ああ、不安だ。
不安で不安で仕方ない。
みのべくんは、俺に惰性で好きと言っていないだろうか。
日々日々同じようなことで悩んで、
悩んではみのべくんに助けられて、
幸せを噛み締める日々。
幸せ。
幸せ。
それを考えるとまた幸せ。
ああ、なんて楽しいのだろうか。
俺は、みのべくんに助けられるのが、
幸せ。
それに、
今気づいた。
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