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晴。
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「透っ透起きてっ」
「ん…ハル…」
あ、そっかそう言えばハル泊まってたんだった
目が見えないせいで呼ばれるまで気付かなかった。
「ハル…学校は…?」
「今日は休みだよっ」
「そっか…そう言えば俺、今日病院に行かないといけないんだ、だから俺が行ってる間にちゃんと家に帰れよ?」
「病院行くの?ハルもいくっ!」
「でも、暇になっちゃうだろ?」
「行くのっ」
なんで家に帰らないんだ
帰りたくないとか…?
「…なら一緒に行く?」
「うん!行く!」
ゴソゴソっと音がする
準備してんのかな?
俺もいつものように家に付けた手すりに手を置き
服を着替える
お互い準備ができるとハルが俺の手をひき
病院まで連れていってくれた。
ーーーーーーーーーーーー
「前橋 透です」
「前橋さんですね、お呼びするまで椅子に座ってお待ちください。」
俺の病気は精神的な事が関係しているらしい
だから週に一度カウンセリングを受けている。
「やぁ、前橋さん」
上から声がした
多分先生だ。
「横澤先生おはようございます。」
「おはよう…ん?晴くんじゃないか」
え……?先生が晴を知ってる?
「先生っおはようっ」
ハルの明るい声が聞こえる
「おはよう晴くん。よし、じゃぁ行こうか前橋さん」
「あ、はい。ハル、ごめん待っててね」
「うん!」
-ガラッ-
「びっくりだなぁ!前橋さんが晴くんと仲が良かったなんて」
「横澤先生はハルのことを知っているんですか?」
「あぁ、晴くんには前橋さんと一緒でカウンセリングを受けてもらっているからね」
「ハルがカウンセリング…?」
「もしかして知らない?晴君のことを」
「まぁ…昨日病院の近くで帰るのを手伝ってもらって知り合ったんで…」
「そうなんだ、じゃぁ知らないのは当然だ」
「…あの…ハルは…」
「晴くんはね知的障がいを持っているんだ前橋さんと同じ精神的な事が関係しているんだけれど…」
頭が真っ白になった
ハルが障がい…?
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