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晴。
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家に着くとハルはまだ俺の家に居たいと言ってきた。
「でもやっぱり家には帰った方が良いと思うよ」
「いいのっ」
「ハル」
「……」
少し強めに言うとハルが急に黙った。
「…ぃ」
「…?なんて言った?」
「怖い…いやなの…痛いの…お家いや…」
「ハル…?」
ハルの息が荒くなるのを感じた
もしかして先生の言っていた精神的な事って家の事情なのか…?
「…ハル…親になんかされてるの?」
「…痛い痛いする…やめてって言ってもやめてくれないのハルは家にいちゃダメなの…邪魔だって…いらないの…」
「ハル…っ」
ハルの悲しそうな辛そうな声にたえられなくなった俺は
ハルの体に触れ、そこにいることを確認するとハルを強く抱き締めた
「ごめん…帰れって言って…そんなこと知らなくて…俺…ごめんハル…」
そっか…ハル…お前今まで辛かったんだな…
俺と出会うまでずっと痛いことをされ続けてきたのか…?
ハルも怪我だらけなのか…?俺が治してあげれたら…絆創膏でもはってあげれたら…
「ハル…ここに居ても良い…?」
「居て良いよ…」
ここに居てハルが安心できるのなら…。
服なら俺のを使えば良いし…
まぁ、それ以外は…なんとかするか
いろいろ考えてると…
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