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異変
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こうちゃんの様子がおかしかった
何を言っても上の空
「…こうちゃん」
「ん、んー?どうしたの?」
「さっきこうちゃんの好きそうなBLみたいな
事が起こったんだよ!」
「そっか」
「…う、うん」
いつもだったら
ーーーー
ーー
ー
「ええ!?誰と誰だったの??うわぁぁ見逃した
絶対に萌えるだろうなぁ」
「こうちゃん食いつきすぎだよフフッ」
「しょ、しょうがないじゃん!好きなんだもん」
「いいと思うよ?好きなものを好きでいられるの」
「そ、そうかな?///」
「うん!」
ーーー
ーー
ー
こうなのに…何かあったのかな
これって放課後どっかに行ってからだよね
「…まさかいじ…め」ボソッ
「ん?なに?」
「い、いや!」
絶対に僕のことではないと思うし
「……はぁ」
「よー」
「うわ」
「なんだよその嫌そうな顔」
このタイミングでくるなんて…ほんと最悪
どうせならいなくなってくれれば((
「神風おはー」
「あ、楠くんおはよ」
「…おい」ボソッ
楠くんは僕に近づいてきてコソコソと
話し始めた
「なに」
「神風変じゃね?」
「まぁ、、。それで困ってるんだけど」
「昨日まで普通じゃなかったか?」
「うん。多分放課後にどっか行ったからその時に
何かあったんだと思う」
「まじか」
相変わらずこうちゃんは上の空
僕が話しかけても興味ももってくれない…。
別に僕の方をずっとみてほしいとか
僕を意識してほしいとかじゃない
「…」
「ッ…こう…ちゃ、ん、、。」
こうちゃんは絶対に俺を見てくれない事が
わかってるから。ただ僕が逃げてるだけ
嫌われるのが怖いチキン野郎
ただのいいお友達でいたい
利用できるお友達でもいいから
ずっとこうちゃんのそばにいたい…だから
「こうちゃん…次移動教室でしょ?行きなよ?」
「……あ、うん。言ってくれてありがと蓮、、。
また休み時間にね」
こうちゃんが悩んでることには触れない
深く入り込まない
「いつでも僕を頼ってね」
「!うん…。ありがとう」
「……俺もいるんだけど?」
やっぱり楠くんは邪魔だな
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