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お風呂上がり
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身体や頭を洗い終わってから湯船に浸かる。
先程のことを思い出して膝を抱え、惚ける。
なんだろう、このお風呂より暖かかった。
落ち着くし、でも恥ずかしくて…
ここ2日間やばいくらい幸せ。
早く上がろ…
体を拭いて着替えてからリビングに戻ると、
耳に髪の毛をかけて脚を組んでテレビを見ている郁斗が目に入る。
何でそんなにかっこいいのか…
郁斗『あれ、早かったな。』
音緒『の、のぼせそうだったし…。』
郁斗『のぼせてるんじゃね?真っ赤だけど。』
音緒『お風呂入ってたからだよ!』
ふーんと言い、またテレビに向き直る。
明日には、帰ってくる。
おばあちゃんがいなきゃ不安なはずなのに、今じゃ帰ってきて欲しくないとさえ思う。
俺は最低だ。
立ったまま、自分のクズさに落ち込んでいると郁斗に隣に座らさせられた。
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