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触れず
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和輝『ねぇ、音…へ?!』
郁斗『え、ちょっ…』
朝SHRが終わった瞬間に郁斗の手を引っ張って、空き教室へ行く。
ガラガラ…
扉を閉めてから、郁斗に向き直る。
本当は抱き着きたいけど、触っていいかもわからないし…
郁斗『音緒?』
わざわざ連れてきたのに、向き合っているだけという状況に不思議に思う郁斗。
郁斗『ククッ…』
突然笑い出す郁斗。
音緒『えっ、え?』
なになに?!
ニヤッとしてから口を開く郁斗。
郁斗『俺に触りたかった?』
ボンッ
俺はまたしても真っ赤に染まった。
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