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episode.02 ローデンス軍
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ジル「ラズ、入るよ」
食事を終えた俺は、ラズがいる部屋にやってきた。
そっと扉を開けると、ラズは机に向かっていた。
俺がラズと会話する時は基本的に紙を使う。
"おはようございます。ジル様"
ジル「うん、おはよう」
"何かご用ですか?"
ジル「生活はどうかな、と思ってね」
"とても快適です"
ラズはサラサラとペンを走らせる。それはとても短い文で、ラズの感情が入ることは滅多にない。
"ジス隊長は?"
レイが近くにいないことを不思議に思ったのか、ラズは自分から問いかけてきた。
ジル「今日は俺が城下視察でね。その準備をしている」
"護衛は?"
ジル「レイとリヴィ、それからロンがくる。ラズも来るか?」
"お邪魔ではないですか?"
ジル「ちょうどいい機会だ、街を見ておくのも悪くないだろう。レイに頼んでおこう。用意を」
ラズは頷いた。
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