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episode.06-4
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ロンside
ロン「うーん…ねぇ、どうする?」
クレア「…ジル様の好みがわからない」
ハンス「…ラズはなんでも似合ってしまうな」
僕たちはラズが契りの夜に纏う服を選ぶという任務を任されていた。
何せラズはいつ発情期に入るかわからない。Ω以外は近づけないのだ。
ロン「ハルにも聞いてみようか」
ハルは別。彼はΩ性β。どんな時でも理性が勝る。
クレア「そうだな。ハルさーん!」
外に控えているハルをクレアが呼ぶ。
ハル「なんだ?!きたのか?!」
ハンス「ハル、声の調子で違うことを見抜け…お前は慌てすぎだ」
ハル「あははー…つい。で、どうしたんです?」
クレア「ラズに着せる服が決まらなくて」
ハル「うーん…」
ハルの視線の先にはラズ。ラズは相変わらず無表情だが、絹の服が珍しいのか、服をじっと見つめたり、たまに触ったりしている。
ハル「…白」
クレア「白?」
ハル「うん。純白の花嫁って、日本ではそれが定番なんだよ」
ハンス「ほう…東洋の文化か」
ハル「それに、白だとさ、ラズの青い目が映えると思わない?」
ロン「確かに…よし、決定!白で揃えていこう!」
クレア「んじゃハルさんは出て行って」
ハル「え?!」
ハンス「ラズの着替えを見せられない」
…というわけでハルは追い出されて僕たちは衣装選定を再開した。
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