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episode.08-3
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12月25日
いよいよ明日は戦。
軍の訓練は15時で切り上げ、決起会となった。
ジル「ラズ」
俺はクレアと一緒にいたラズに声をかけた。
クレアは気を使ったのか2人きりにしてくれた。
ジル「緊張しているか?」
ラズは首を横に振る。
ジル「怖いか?」
ラズはそれにも首を横に振った。
ジル「…俺が死んだらどうする?」
ラズはその言葉には一瞬表情を変えた。
ジル「冗談だ。俺は死なないよ」
そう言ってラズの頭を撫でると、ラズは少し表情を緩めた。
最近わかったことがある。
ラズはほとんど無表情だが、少し緩めたり、こわばらせたり、ある程度の変化はあるのだ。
だが笑ったり、泣いたり、怒ったり。
そういったことはない。
ジル「ラズ、お前を1人にはしないよ」
俺はそれだけ言って、ラズの元を離れた。
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