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焦らす
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筋肉の少ない、薄い体の形を確かめるように、一杯に開かれた祐也の掌がゆっくりと圭人の胸を撫でさする。
「っ、ふッ……、あ………っ……」
祐也の掌が動くと、時折その硬くゴツゴツした指が胸の小さな粒を掠め、圭人の体がピクッと小さく跳ねた。
その様子を見た祐也は、無意識に触れていた指を、今度ははっきりと意思を持って動かす。
それぞれの突起を、両手の親指で弾くように擦る。
股間をぐっと膝で押し上げるのと同時にそこを弾いてやると、圭人の眉根がより一層苦しそうに、甘く歪んだ。
「あっ、あぁ………っ、は……あ、ん…ッ」
ぴっちりと身体に沿ったTシャツを僅かに押し上げるように、だんだんと圭人の乳首が芯を持ちはじめる。
硬くなっていく感触を指で感じながら、祐也は親指の動きを早めた。
「……~~ッ、あ、あぁ……あっ、」
ピン、ピン、と弾かれるとそこからじんわりと快感が広がり、初めての感覚に圭人は戸惑っていた。
じりじりとした意地の悪い熱が、さらに上がっていく。
普段からはおよそ想像もつかない圭人の乱れた姿を前に、祐也は自分の中にムクムクと膨れ上がった感情を認めるしかなかった。
「………」
不意にある考えが浮かんで、祐也が膝の動きを辞める。
「……っ、あ…」
その瞬間、圭人自身でも驚くほど、頼りない声が出た。
ギュッと閉じられていた目が薄く開き、祐也の視線を伺うように切なく揺れる。
圭人は微妙に焦点の合わない目で祐也の顔をぼんやり見上げ、熱っぽい呼吸を浅く繰り返した。
急にピタリと下半身への刺激を止められてしまい、圭人の身体が快感の行き場を探して疼いている。
敏感になっている圭人にとっては、乳首への刺激だけでも大したものだったが…ここまで高められながらいきなり突き放されるのは、やはり苦しい。
「っ…あ、あぁっ……はっ、ん、んん……、」
圭人は知らず知らずのうちに背を反らし、まだ動き続ける指先に自らの突起を押し付けていた。
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