アダルトコンテンツが含まれます。
18歳以上ですか?
- 文字サイズ:
- 行間:
- 背景色:
-
追い詰める
-
熱い息を繰り返し吐きながらこちらを見つめる圭人の表情に、祐也は自分の中で、最後の糸が切れた音が聞こえた気がした。
「圭人お前さ…今何しようとしてた?これ」
スウェットを押し上げるように主張する中心から、今は少し逸れた位置に置かれた圭人の右手を、上からそろりとなぞる。
皮膚の薄い手の甲に触れられただけで圭人はピク、と反応し、呼吸が揺れた。
「………っ、は…」
圭人の手を掴み、より強い確かな刺激を待ち望んでいるソコにへと誘導する。
そのまま股間に掌を押し付けさせるようにぐっと力を加えると、圭人は堪えきれないといった様子でふるふると身を震わせた。
「ここ触ろうとしたんだろ、自分で……こうやって、さぁ」
「あ、……ち……ちが、ッん…」
違う、と苦し紛れに呟こうとするだけの理性は残っているらしく、それでもその表情は、余裕のないソコへの刺激を待ち望んでいることを物語っていた。
「…っンな物欲しそうな顔して、何も違わねぇだろ、ほら……ちゃんと触れよ、」
小刻みに震える圭人の指のあいだに、祐也の指がもっと深く差し込まれる。
硬く立ち上がった圭人のソレの形を確認するように、ゆっくりと揉んでやると、余裕のない圭人の身体はいとも簡単に快楽に流れた。
「は…んん、あっ…!…祐也っ、ゆ…やぁ………、んッ………、…もっと……」
甘い声を上げながら快感に身を任せる圭人が、最後に口走った言葉を祐也はしっかりと捉えた。
「………『もっと』、何?」
逃さない、というように圭人の言葉をそのまま拾う。
それに合わせて、わざとグチュグチュという音をさせながら、染みのついたスウェットの上から先端を弄った。
先走りというには多すぎる量の精液で圭人の下着とスウェットはしっとりと湿り、勃ち上がったソレの形に密着している。ぴったりと貼り付いた布越しに擦られる感覚が新鮮で、圭人は余計に恥ずかしい声が上がってしまうのを抑えられなかった。
「ひゃ…っぅああ、んッ………ちがっ…なん、でもな………」
「何でもなくないだろ…、言えよ、ほら」
まだよく分からない意地を張っているらしい圭人に、ぐりっ、と一際大きく刺激を与えてやる。
「…あ、あぁ、やっ……んぁあ……!」
すると圭人は大きく背を反らせて、今まで以上に大げさにビクンビクンと体を跳ねさせた。
「言えば楽にしてやる……言えよ、圭人」
「…………もっと……もっと、欲しっ…、それ……!」
「それ、って何?もっと、どうされてぇの」
「…もっと、強くっ………、ちょく…せつ、………ッ」
「だから…どこをどうして欲しいのか聞いてんだって。言わねえと俺わかんねえから、もう何もしねぇぞ」
分からない、などというのは勿論嘘だった。
潤んだ瞳でこちらを必死に見つめる圭人が可愛くて仕方ない。泣かせて、もっと辱めて、恥ずかしさに悶える姿を見たい。
そんな自分の心の声に突き動かされるまま、今にも泣き出しそうな圭人に妥協してやることなく、祐也はわざと素っ気ない口調で会話を続けていた。
現在の設定
文字サイズ
行間
背景色
×
10 / 10