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何も変わらない学校生活。退屈な授業は運動場の白い景色を見て過ごす。体育の授業は雪合戦に変更されているようだった。
「さようならー!」
運動場が使えないため、今日の部活は休みだと顧問からの連絡があった。久々に授業のみで帰ることができた俺は、少々浮かれていた。
帰り道の道路でお互いに雪玉を投げ合って遊んだ。学校の最寄りから一駅歩いたところにある大きな公園で雪合戦をした。
その時ばかりは、家で待つ小さな少年のことを忘れていた。
目の前の楽しみに精一杯で、それ以外のことを考える頭など持ち合わせてはいなかった。
帰る頃にまた降り出した雪の中を、少々軽やかな足取りで帰路につく。
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