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ゴカルとスリーシックスが戦いを始めた。
だが、その差は歴然としていて、ゴカルの不利は隠せるものではなかった。
「ダメだ、ゴカル!スリーシックスに敵うわけがない!」
それでも、攻撃を止めようとしないゴカル。
スリーシックスの攻撃が、ゴカルの急所を捕らえた。
ゴカルはそのまま、床に叩きつけられてしまった。
「ゴカル!」
すぐにゴカルに近づいた、すれ違いに、スリーシックスは廊下を歩いて行った。
スリーシックスが王都から出るのは避けるべきことだが、それよりも守るべきことが、俺にはある。
床に横たわる、大切な者ゴカルの手当をしなければ、後悔が残ると思うから。
「ゴカル…、もう痛くはないよ。俺が治してあげるから」
ゴカルを失わずに済むなら、俺は何を捨ててもいい。
「ナルラ…、スリーシックスは…こっちに来なかったか?」
「…王子……」
「スリーシックスは」
「アナタが、スリーシックスを起こしたのですか?」
「……ナルラ」
あぁ、そう…。
過ちは、自分に降ってかかるモノなのだと、痛感する。
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