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やくそくのアレ(幸輝)
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――パタン
はぁ...疲れたああああ...
でも、復習しなきゃ。
今日のところは国家試験にも出る重要事項だって教授言ってたし...
――パタン
「ただいまー」
「おかえり、あっくーん。
ごめん 今日のご飯当番とお風呂当番代わって!」
「いいけど...なんで?」
少し首をこっちに向けながら、
僕が頼んでおいた食材たちの入った エコバッグをキッチンにドサドサと置いたかと思うと、冷蔵庫の中に閉まっていく。
あっくんは、同棲を始めるときにも料理なんか全然したことなかったくせに『家事は分担しよう!』とか言い出してさ...
もう、すっかり板についてるし(笑)
「なーに、笑って」
「んーんー。あっくん、主夫だなぁーって」
「そう?」
うんうん、と頷いていると
不意に僕の勉強机のすぐ近くに来て、
ぽんぽん、頭を撫でてから右耳の近くで
『がんばってね、未来のカウンセラーさん』
と囁いていった。
うぅーー。たまんないよーーーっ!!
【一時間半後】
「コウー、ご飯できたよー」
「ここだけやったら行くねー」
ええっと、ここが重要だから...
蛍光ペン、蛍光ペン...
それから付箋だけつけて...
よしっ!おっけー
「あっくん、ご飯なにー?」
と目の前には机の上のきれいなドーム型の黄色い物にケチャップをかけているあっくん...
「オムライスだっ!」
「コウ、オムライスすきだもんね。」
やったーーーっ!めっちゃ嬉しー(*^^*)
「あ、そうそう。」
イスに座ろうとした時、冷蔵庫から取り出したお茶をコップに注ぎながら
「もう、梅雨入っちゃうかもだけど
今週末、オフだったから温泉旅行に行かない?」
おぉ!!!おんせんっっ
「行く行くーー!!日程は?日帰り?」
「うーん。それは考え中なんだけど...
土曜日は1日オフで、日曜は午後からだから
一泊してもいいかなー?とか」
いいじゃん、いいじゃん!
めっちゃいいじゃん!
「そうしたいっ!」
「あはは、じゃあ、予約そうしとくねー」
やった、やった!
あっくんと久しぶりにお出かけだっ!
「コーウ、わかったからご飯食べよ?」
食べる食べる!
いっぱい食べるよ!
わーい!!
今日は、大学すっごく疲れたけど
あっくん充電して元気満タンだっ!
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