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どうなるの...?(幸輝)
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「ん...。」
ここ、どこだろう。
目を開けると、家じゃなかった。
記憶は...はっきりはしてない。
でも、あっくんに拒絶反応が出たのは覚えてる。
あと...優しい、いい匂いの人。
そういえば、このベットの匂いも
すごく優しい、いい匂いだな。。。
――ガチャ
「あ、ゆきちゃん。おはよー。
気分はどー?」
「...?!!!」
なんで、α?!!
それに、ゆきちゃんってなに?!
あと、誰?!
「あぁー。軽くトんでたもんねー。
覚えてないかっ!」
ゆっくり近寄ってくる。
ま、待って!僕、今発情期!!
拒絶反応が出る!!
「ダメっ!...え?」
なん、で?
僕の手、今、握られてるよね?
「んー。はじめまして、の方がいいかな?
山崎遥翔です。同じ学校の医学科4年生。
はる、って呼んでね。」
「な、んで?拒絶反応...?」
僕の頭はパニックだった。
ほら、あっくんの...色々ショックで、あっくんに拒絶反応が出たんだとしたら、
なんで、この人にはでないんだろう...。
「あぁー。運命の番だからかな?」
比較的軽いように告げられたそれは、
僕にとっての悪魔のお告げみたいなものだった。
「あっくんの所に帰る!!」
立った瞬間に、はるさんに抱き締められる。
「ダメ。医者のたまごとして、それは無理。」
耳元で響く、低い声に背筋に電気が走る。
落ち着きたくて息を吸えば、うなじの辺りがチリチリと痛んだ。
気になって、うなじを触る。
「...う、そ。
え、なんで?だって...」
番の解消は、それなりの儀式みたいなものがあるはず。
それなのに。
あっくんの噛み跡がない...
「あらあら、泣いちゃって。
どうしたの?」
「あ、っくん、の...
かみ、あと...」
「あぁー。薄くなってるね。
大丈夫だよ。解消されてないよ。」
「あ、そう...デスカ」
よかった。ひとまずは、よかった。
「でも、少しの間連絡取るのは我慢して。
拒絶反応がマックスまで出ると危ないからね。
僕と行動すること。
わかった?」
はい、そうですか。ってなるわけない。
今すぐにでも電話したい。声が聞きたい。
首をふると、やれやれといった調子で僕のケータイを手に乗せる。
「試してみな。どうなるのか。
僕が居たら、とりあえずは大丈夫だろうから。」
その言葉を聞くと、すぐに電話帳を開く。
あっくんは、直ぐにわかるように
お気に入り登録してあるから1分もかからないうちに電話できる。
ちょっと、頭痛いような、そうじゃないような...
――プルルルル
『コウ?!大丈夫??』
や、ば。やっぱり頭痛い...
けど、これくらいなら耐えれる!
「大丈夫、じゃないけど、いい。
それより、昼間の人だれ?」
これをどうしても聞きたくて。
『俺も聞きたいんだけど。
大学にいた、αだれ?今どこにいるの?
遊んとこ?』
話題そらすとか、怪しく思っちゃうじゃん...
それとも、心配してくれてるの?
「はる、さん。今日あったばっかの人。
僕もよくわからないけど、運命の番って言われた。
今、はるさんの所にいる...」
『そうか...』
っていうか、頭痛いの通り越して気持ち悪くなってきた...
――ひょいっ
「え?はるさんっ!」
僕のケータイ!!何言うつもり?!
「もしもし、お電話代わりました...」
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修羅場フラグ立たせて、焦らします
もんもんとしてください(ドSか)
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