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ゆきちゃん…(遥翔)
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「ゆきちゃん?落ち着いて!落ち着こう!」
自分にも言い聞かせていた。
反応するなー、反応するなー。
かわいいけど、かわいいんだけど!!
きっと、ゆきちゃんは5年も一緒にいた人を失って
寂しいだけ。
僕じゃなくても、誰でもいい。
「ゆきちゃん…?」
「や、はる!!
して!!頭の中、真っ白して!」
ほら、ほらね?
「いや!忘れさせてよ…
あっくん、わすれさせて…」
…あ、れ?なんで?
ゆきちゃん、目が開いてる…?
起きてる。
もしかして、最初から?!!
「はるさん。
僕の頭の中、はるさんで一杯にしてください。」
回された腕はそのまま。
至近距離で、真面目な顔で言われるんだ。
「もう、限界…
したくてしたくて…しょうが無いの!!
早く抱いてよっっ!」
あぁ、泣きそうだな。
そんな 苦しそうな顔しないでよ。
発情期を薬で押さえて過ごしたからなのか
ゆきちゃんの性欲が半端ない。
こんなこと言ったら、差別だって言われるだろうけど
さすがオメガ。
けど、誘いに乗るわけには行かない。
「側にいるから、それで勘弁してね。」
目を見れば、嫌がっているのがすぐにわかる。
潤んでいるんだから。
どれだけ、辛いんだろう。
僕には、わからない。わかってあげられない。
「もういい」
「ゆきちゃ…」
と、彼は 部屋に僕を置いてどこかへ行ってしまった。
夜の街。
ましてや、発情期が終わったばかりのΩ。
それがどれ程 Ωにとって危険な場所なのか。
今のゆきちゃんにとってどんな場所なのか
僕は、本当に理解が足りなかったんだ。
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【もしも 、幸輝が普通の時に↑のセリフ達を言ったなら】
幸「もう限界…
したくてしたくて…しょうが無いの!
早く抱いてよ…」
キラリーーーン
篤「そぉぉぉかぁぁぁ、おいで♡」
遥「ゆきちゃん、かわいい♡こっち来て」
――サッ(二人が向き合う音)
篤「コウをたぶらかすな!!」
遥「君こそ!触れないくせにっ!」
篤「なんだって?!!」
幸「もういい…」
篤&遥「なに?!!!」
幸「もう、どっちでもいい!!」
ってなって、あらぬことが起こりそう…。
あとは、皆様の脳内再生にお任せいたします。
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