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あの2つの星のように(緑×高)6
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高尾「あれ……ここって」
連れられてきたのは小さめの雑木林の中。
てっきりそこの落ち葉でもラッキーアイテムにするのかと思ってたのに真ちゃんが立ち止まった場所は小さめのベンチがある少し開けた空間だった。
周りが木だらけのせいか、星がすっごいキレー。
真ちゃんに座るよう促されたからまぁ、座った。
緑間「お前……俺のことが好きか?」
高尾「えっ!?……ああ。友達としてだろ?」
緑間「そうじゃないのだよ。俺は恋愛対象として聞いている。」
えっ、と小さな声が口から出た。
嘘だろ?俺もしかして最中か意識飛ぶ寸前に変な事喋った?
災厄、だ。
高尾「ああ。好きだぜ。ごめんな、気持ちわるいよな。わり!今後関わらねーようにするから、、今までありがと。」
そう言って俺はベンチを立って歩き出した。
これでいい。これで良かったんだ。
真ちゃんはこれでなにも考えずに済む。
バスケやってる時くらいはフツーに接して、胸から溢れるこの気持ちは押し込んでしまえばいい。
緑間「まて。俺はお前の返事を聞きに来たんだ。なぜお前が帰ろうとするのだよ」
高尾「へ?」
緑間「終わった時にお前に言ったのだよ。聞こえなかったのか?」
『好きなのだよ……高尾。』
高尾「あ……」
飛ぶ寸前に聞こえた言葉が出てきた。
それと同時に押し込もうとしていた気持ちまで溢れ出てくる。
高尾「お、俺真ちゃんから離れなくていいの?ずっと一緒に居られるの?」
緑間「当たり前だ。何度でも言おう。お前が好きだ。高尾。」
そう言う真ちゃんの顔は優しそうだけど恥ずかしそうで。
押し込めていた気持ち。もとい涙が溢れた。
高尾「うああっ……」
緑間「高尾!?お、落ち着くのだよ」
そう言うと真ちゃんが抱きしめてくれた。
……
高尾「グスン…ん、もう大丈夫。ありがと。」
緑間「ああ。それでお前の答えは?」
高尾「お、俺もずっと好きだった。こっ、こんな俺で良ければ、よろしく。デス」
緑間「っ……ああ。」
ずっと言いたかった言葉。いざ言うとなるとやっぱ恥ずい笑
けど、俺は今スッゲェ幸せだと思う。
緑間「高尾。」
高尾「ん?どしたの?」
緑間「上を見ろ」
高尾「ああ、めちゃくちゃ星きれーよな。」
緑間「今日は俺の誕生日、つまり七夕なのだよ。
七夕は織姫と彦星が年に一度会う日。
あれが織姫星であれが彦星だ。
あの2つの星のように俺はお前とずっと居よう。
あれに誓ってお前を幸せにしてやる。」
高尾「……!ブフッww真ちゃんその発言ギザすぎww」
緑間「なっ!」
高尾「ウヒャヒャwwあーやべー笑いとまんねーww……けどありがと。」
緑間「ああ……」
ってのが俺達の馴れ初め話。
意外と真ちゃんってロマンチストだよなww
え?今はどーしてるかって?もちろん、幸せだぜ?織姫と彦星みたいにな。w
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