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「会長、僕の名前は榊 真琴(さかき まこと)です。榊 真琴」
大事な事なので2回言って、未だにプリントを持ったままの会長の手を掴んだ。
会長の方が背が高いから少し上目遣いになってしまった。
「あっ、えと、俺は出雲 柊(いずも ひいらぎ)です」
真っ赤になりながら答えてくれる会長は可愛い。
怖がらせたらいけない。これからは言葉遣いを気を付けて敬語で行こう。そうしよう。
「榊くん....結構グイグイ来るタイプだったんだな」
三年の庶務さんが何か言っている気がしたが気にしない。
会長以外は興味すら湧かない。
絶対にこの人をぶち犯す。
「はいはい、改めて自己紹介しよう?ね?」
書記の人に何気なしに手を離されて、少し不満だが会長を困らせるわけにもいかず渋々距離も空けて立つ。
それを見て書記の人は紹介を始める。
「この人はみんな知っての通り、この学校の生徒会長出雲 柊。俺様でフェロモンダダ漏れとか言われてるけど、実際はこの通り弱気で乙女。だけど生徒会の沽券に関わるから一般生徒には内緒ね」
当たり前だ。誰がこんな可愛い姿を他の奴にバラすか。
「僕は書記の三無月 曜(みなづき よう)。こっちの取っ付きにくそうなのが久我 直(くが なお)です」
「誰が取っ付きにくそうだ。めっちゃフレンドリーだわ」
久我先輩が突っ込みを入れるが、三無月先輩はそれを無視し2年に紹介どうぞ、とバトンを渡した。
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