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「おい。この事、黙っていて欲しいか?」
急に話しかけられてビックリしたけれど、言われた内容にもビックリした。
まさか、黙っていてくれるの?
俺はもうなりふり構わず、首を縦に振った。
風紀委員長はそんな俺の姿を見て、口元を緩ませた。
きっと俺を虐めるのが楽しいんだ。怖い。
「じゃあ黙ってる代わりに....」
やっぱり.....交換条件が付くよね。
どんな事を言われるんだろう。これまでの鬱憤晴らすために、痛い事とかされるのかな。
プルプルと震える身体を必死で抑えて、生徒会役員の皆の顔を思い浮かべて立つ。
俺の不注意で皆に迷惑かけるわけにはいかないんだからっ!
そして風紀委員長が口を開く。
「俺と付き合え」
「え....?」
出された条件は突拍子もない事で、またまた間抜けな声を出した。
俺のこと嫌いなのに、付き合えって....。
まさか、嫌がらせをし易くするために?
ぐるぐる考えていると、イライラしたような声で風紀委員長が言う。
「条件、のむのか?のまねーのか?」
チラリと脳裏にシンが浮かぶ。
だけど背に腹は変えられなかった。
「のみ....ます...」
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