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王子様の化けの皮
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シュウさんにお預けされてから数日。
あの日以来手は出していない。
あの時の俺はよくやったと思う。眠ってしまったシュウさんに一層の事ぶち込んでやろうかと思った。
以前の俺なら普通にやっていた行為だ。
だけど、この人だけは本当に大切にしたいと思えてそれは自粛した。
結果、ハルヒとヒサ先輩に八つ当たりをしたわけだが。
それもこれも、ありのままを洗いざらいに吐いたシュウさんが悪い。
そう思いながら、真剣に書類とにらめっこしているシュウさんをみた。
するとシュウさんは俺の視線に気付いて、ふんわりと笑った。
だから俺も微笑み返す。
すると顔を真っ赤にさせて、書類で顔を隠した。
「どうしました?シュウさん」
「な、何でもないっ!」
あー可愛い。
そう思っていると.....。
「ねぇ、その猫被りいつまでやるの?」
「確かに。シュウにバレてんなら猫被る必要なくね?」
サン先輩がいないからと、書類をサボって菓子を食うハルヒとヒサ先輩に聞かれた。
後でサン先輩にチクってやるからな。
「俺はいつでもこんな感じですが?」
そう言って微笑んでやったら、2人は気味悪そうに身体を震わせた。
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